春の鐘(下) 新潮文庫

立原正秋(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 1983/07/25
• JAN: 9784101095165

商品レビュー

2010/05/28

人里離れて住む男女の…

[文庫ＯＦＦ]

人里離れて住む男女の心の中に潜む愛の姿を清清しく描いている。

2023/09/05

美を追求する鳴海だからこそ、
どんなふうに展開していくのかと期待したのだけれど。

韓国の旅は、少し冗長に感じられた。
それでも、美しい街並みや歴史を味わい、
二人の行く末を、心配しつつ期待したのだけれど。

現実的にも、人の心も関係も変わっていく。
どうなっていくか、わからないことで、
胸のうちで物語は続いていくのだけれど。

期待しすぎたために、少々、物足りない気もした。

2021/01/01

先月から奈良に3度くらい出かけているので、具体的な地名やお寺の名前が出てきて興味深かった。わたしも見たいものが増えた。
美しい感じだった。鳴海さんと多恵ちゃんが、分かるひと、のまま最後までいたのでよかった、ほっとした。（妻はずっと悪い描かれ方で、わたしはそれでよいのだけれど、でも終始、その構図が裏切られるのではないかと緊張していた。）
ご飯や美への執着みたいなものに憧れた。奈良や京都のお寺や、ご飯、行ってみたい。長浜の鴨とか、印象深い。
視る、ということが描かれていた。