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幸せは白いTシャツ 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1983/09/10 |
JAN | 9784041371145 |
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幸せは白いTシャツ
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
晩夏のさわやかな風が思い起こされる。これはないかなって行動もいくつかあるけど、全体としてとても落ち着いた涼やかさを感じる。もっと若いうちにバイクの免許を取っておくのだった。
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オートバイと旅。そして夏。 熱海の宿で読み終えた。 ---------- 20210316 三度目の再読 「メイン・テーマ」に出てきた北原仁美の物語。オートバイの旅で出会う人々。両親の仲の良いままの離婚。 彼女がいつも持ち歩いているバインダーをトラベラーズノートに脳内変換...
オートバイと旅。そして夏。 熱海の宿で読み終えた。 ---------- 20210316 三度目の再読 「メイン・テーマ」に出てきた北原仁美の物語。オートバイの旅で出会う人々。両親の仲の良いままの離婚。 彼女がいつも持ち歩いているバインダーをトラベラーズノートに脳内変換して読むとたまらないものがある。 描写が映像視点で、心理描写がほとんどないのが逆に良い。映画を見ているような気分。最後に仁美が今の気持ちを手紙に書くところでグッと来た。 ----- 『美枝子さんと弘太郎さんは、これからどうなるのでしょうか。楽しみです。期待しています。私は、どうなるのでしょう。ふりかえるほどの過去もありませんし、あてにする将来も、いまのところないのです。私の手もとには、現在だけがあるのです。そして、その現在は、とても素敵です。』 ----- 写真もとてもいい。夏と旅とオートバイ、まさにそんなイメージ。電子書籍版には文庫には収められていない未公開写真も入っていて、これらがまたとてもいい。 片岡らしいエピソードや描写があちこちに。これをひとり旅の道中で起きるさまざまなこととして楽しめるか、気障ったらしい小説と取るかで、片岡作品が合うか合わないかがわかるリトマス試験紙のような作品ではないか。 また再読したくなる作品だ。
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旅行に持っていく本を探していて、本棚から数十年ぶりに手にした。十代のとき片岡義男を夢中で読んだ。バイクの免許はまだなかった。いま読み返しても、ワクワクした。仁美のような女の子に出会ったら、可愛くてしかたがないだろうな。タンク・ロリーのドライヴァーがご馳走に誘う気持ちがよくわかる。...
旅行に持っていく本を探していて、本棚から数十年ぶりに手にした。十代のとき片岡義男を夢中で読んだ。バイクの免許はまだなかった。いま読み返しても、ワクワクした。仁美のような女の子に出会ったら、可愛くてしかたがないだろうな。タンク・ロリーのドライヴァーがご馳走に誘う気持ちがよくわかる。オイラが若い時分に仁美に出会えたら、好きになってしまうんだろうな、太刀打ちできないのに。 三好礼子の写真を見ながら小説を読む。久しぶりの感覚が楽しかった。小説の枠を越えようとする勢いを感じる。角川文庫が元気だったなあ、そう言えば。
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