- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-14-02
猫と鼠の殺人 創元推理文庫
定価 ¥594
550円 定価より44円(7%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 1981/04/16 |
| JAN | 9784488118181 |
- 書籍
- 文庫
猫と鼠の殺人
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
猫と鼠の殺人
¥550
在庫なし
商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『テニスコートの謎』あたりから続いている、怪奇を封印してワンアイデアを膨らませるシンプルなカーおじさん(誰かの受け売りです)も嫌いじゃないねぇ… 自身の下す判決に絶対の自信を持ち、犯罪者を断罪する無慈悲な判事は、娘の婚約者が元脅迫者の悪人と知り、手切れ金を渡すことを男に持ちかける。翌日、男は判事の家で射殺死体となって発見されるが、その現場には銃を持った判事が佇んでいた。もし判事が犯人ならば、なぜ司法の専門家ともあろう者が自身が疑われる状況を作ったのか?判事は黒か?白か?という展開である。 【ネタバレ】 被害者の執念深い復讐心があのような特異的な状況を作り、いつもは安全圏から断罪する判事を第一容疑者に引き摺り下ろしたという皮肉なオチが面白い。 頭脳明晰なフェル博士であっても、状況証拠だけでは、司法の専門家には敵わない。名探偵もお手上げなのは完全犯罪なんかではなく、物的証拠を掴ませないことなのか。ラストはなぜ告白書を燃やしたのだろう?
Posted by 
フェル博士シリーズ14冊目、表紙がニャンとも日本語タイトルとともに秀逸▲判事の別荘で娘の婚約者が殺された。現場にいたのは、猫が鼠をなぶるように冷酷に人を裁くことで知られた判事ただ一人▼あっという間に読み終わってしまった!シンプルかつリーダビリティが高い‼何故、絶版のままなのか…プ...
フェル博士シリーズ14冊目、表紙がニャンとも日本語タイトルとともに秀逸▲判事の別荘で娘の婚約者が殺された。現場にいたのは、猫が鼠をなぶるように冷酷に人を裁くことで知られた判事ただ一人▼あっという間に読み終わってしまった!シンプルかつリーダビリティが高い‼何故、絶版のままなのか…プロットが素晴らしいこの作品、気に入った。サディスティックで一徹な判事廻りの人間模様、ロマンス、スリラー、不可解殺人とカーのお約束は押さえられ、お馬鹿娘にハラハラ、警察側の頑張りに好印象。すべてを攫うのはフェル博士か…(1942年)
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カーによる当時アメリカで人気を博していたアニメ『トムとジェリー』を主人公にしたミステリのノヴェライズ版・・・ではもちろんない。妙な題名だがれっきとしたフェル博士シリーズである(ちなみにWikipediaで調べてみると、『トムとジェリー』はなんと1940年に既に放映開始されており、本作の発表が1942年だから符合はする)。 事件はアイアトン判事という被疑者に容赦なく死刑を判決する判事が娘の婚約者を殺したかどで自身が被疑者になるという、なかなかドラマチックな内容である。 題名の話に戻るが早川書房のポケミス版では英国版の原題を忠実に訳した『嘲るものの座』となっている。意味は解りにくいものの、まだましだ。本書の題名は文中にある容疑者となる判事が「猫が鼠をいたぶるように」被疑者を追い詰めるという表現から来ている。しかしもう少し何とかならなかったものだろうか。全く読む気をそそらない題名である。 で、本書のメインは殺人現場にいたのが判事と被害者のみという状況の中、フェル博士は本当に判事が殺ったのか否か、解き明かせるかという至極シンプルな問題だ。ここで注目したいのがあくまで容疑者の冤罪を証明するのが誰からも嫌われている人物だというところだろう。こういう趣向の作品では往々にして価値観の逆転が起こるもので、ドラマとしては読み応えがあるのだが、ここで敢えて云えば、その期待は裏切られる。カーが以前より作品に盛り込んでいた人間の予期せぬ行為が不可能・不可解状況を生むという趣向はありはするが、作品にプラスアルファに働いているかといえば、そうでもない。 後々気づくのだが、本作でカーがやりたかったのは『ユダの窓』の別ヴァージョンではないだろうか。敢えてこのような結末を取ったのはカーとしてはその作品があってこそのひねりだったと思い、自身はほくそ笑んでいたのかもしれない。が、作品としては凡作にすぎず、最後に読み終わった率直な感想は、ちょっと際どい表現になるが単純な事件を単にこねくり回して遠回りさせられただけだという感慨でしかない。恐らく読み終わった時、全ての読者が私と同じ表情をするのではないだろうか。その光景だけが目に浮かぶ。
Posted by 
