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イギリスの村
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
発売年月日 | 1982/07/09 |
JAN | 9784022547804 |
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安野光雅のイギリス旅行スケッチ&エッセイ絵本。1981年のアサヒグラフでの連載を書籍化したものとのこと。 横長絵本の見開き1ページの右側に、余白のたっぷりとられた縦書きの文章、左側に水彩(よく知らないけどたぶんね)の美しい風景画という構成で、美術館の絵もあまり立ち止まらず...
安野光雅のイギリス旅行スケッチ&エッセイ絵本。1981年のアサヒグラフでの連載を書籍化したものとのこと。 横長絵本の見開き1ページの右側に、余白のたっぷりとられた縦書きの文章、左側に水彩(よく知らないけどたぶんね)の美しい風景画という構成で、美術館の絵もあまり立ち止まらずハイスピードで見て回るようなタイプの人間なら(私)、さらさらと眺め読み終わってしまいそうな本で、読み応えという意味ではあまり期待せずにスタートしました。 がしかし、さすがは私の愛する安野さん、文章ではその土地の紹介をしながらも、訪れた際のささやかな珍エピソード、勝手な思い入れや思い込み、などが盛り込まれ安野ワールド全開、存分に安野萌えできる内容でした。 特に最後、旅の締めくくりとなる街ではちょっとした事件に遭遇するのですが、「えっ、こんな場面で突き放してこの本終わり?!…いや、まあ、いいんだろうけど…」というくらいの軽い衝撃を残した終わりかたで、やりおるなと思いました。 以下、備忘メモ。 ・「旅の絵本」の構想はこの旅で生まれた。 ・好きな絵。「ケルムスコットの川」「ソールズベリに近いクランボーン村」 ・ペットワース。この街は良さそうだぞと思い立ち寄り、いい本屋に巡りあった。「イギリスの村」という本書のタイトルはここで出会った本から生まれた。 ・バース。西洋入浴作法。日本のようにごしごし洗ってゆすいだりしないという話をしてくれた貴婦人が、「だからきたないのよ」と笑って自分の体をこすって見せてくれたが、あでやかな香水の香りが漂うばかりであった。 ・スタンフォード。西洋料理作法。配膳にミスがあったレストランでのウェイターの紳士とのやりとり。彼はお詫びにどこからかバラの花を持ってきて、ニッと笑った。 ・ヨークシャー。キャンピングカーはテントの代わりじゃなくて別荘の縮小版。という話を聞いてやっとその存在意義を少しは理解したという話。たしかに。(近頃はやりのグランピングってやつも、そういうことか…?) ・グランサム。ニュートンの生家。写生をしていた安野さんの前にふたりの女性が立ちはだかりおしゃべりを始めた。ひとりが連れていた馬が大放尿を始めたので、その女性が安野さんをチラと見て片目をつぶった。安野さんは、了解という顔をしてうなずいた。放尿は水道全開の勢いとなり、引力の法則にしたがって激しく大地を打った。 ・ビーブリイ。最後の休日。お祭りの気球のロープが切れる大事件。 ・他にも、ホテルを探す他の旅人とのやりとり、食事できるところを探す他の旅人にビールを奢ってやった話、町の歴史や関連する映画、文学、絵画の話など、真面目な話もしている。
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