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昭和史発掘(1) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1986/01/01 |
JAN | 9784167106317 |
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「昭和史発掘(1)」松本清張著、文春文庫、1978.07.25 197p ¥220 C0121 (2018.07.24読了)(2018.07.19借入) 『昭和史発掘』は、「二・二六事件」について書いた第7巻から第13巻までを読んでおしまいにするつもりだったのですが、全13巻が全...
「昭和史発掘(1)」松本清張著、文春文庫、1978.07.25 197p ¥220 C0121 (2018.07.24読了)(2018.07.19借入) 『昭和史発掘』は、「二・二六事件」について書いた第7巻から第13巻までを読んでおしまいにするつもりだったのですが、全13巻が全体として、一つのまとまりのような雰囲気もあるので、第1巻から第6巻までも読むことにしました。 「陸軍機密費問題」 陸軍大将男爵田中義一は大正十四年四月に予備役となり、政友会総裁に就任した。(10頁) 田中は、どこからか三百万円ほど調達してもってきた。(11頁) 三百万円を田中に出したのは、神戸の金貸しとして名だたる乾新兵衛であった。(13頁) 乾さんの言によれば、公債を担保にとってある、とのこと。陸軍の機密費は、陸軍の大臣官房主計室に渡された後は、どのように使われているのか不明。未使用の分が公債として保管されているのではないか? その公債を以前陸軍大臣をしていた田中さんが個人的に流用したのではないか? 陸軍の機密費の扱いが不適切ということで、三瓶俊治が告発人となって田中義一、山梨半造を告発した。 この問題の捜査を担当していた石田主任検事が、原因不明の怪死体となって発見された。(61頁) 事件もうやむやになって終わった。 「石田検事の怪死」 大正十五年十月三十日、石田基検事の遺体が見つかった。 鉄橋下の開渠(小川のようなもの)で見つかったので、墜落死、轢死、殺害後轢死に見せかけたもの、そのいずれかの判断が難しかった。 ところが、検事局は、検視もせずに過失死と結論付け、火葬に付されてしまった。 著者は、「昭和二十四年七月五日におこった下山国鉄総裁の怪死事件とひどく酷似している」と記しています。(76頁) 「朴烈大逆事件」 この事件の内容は、朝鮮人朴烈が、その内妻金子文子と共謀して、爆弾をもって摂政宮(現天皇)を暗殺しようとたくらんで爆弾の入手を準備中だった(133頁) しかし、準備とみるには何一つ具体性のないことだった。両人には大審院で大正十五年三月二十五日死刑の判決言い渡しがあった。四月五日、無期懲役に減刑。金子文子は、七月二十三日に首をくくって自殺。 【目次】 陸軍機密費問題 石田検事の怪死 朴烈大逆事件 ☆関連図書(既読) 「松本清張スペシャル」原武史著、NHK出版、2018.03.01 「点と線」松本清張著、新潮文庫、1971.05.25 「砂の器」松本清張著、光文社、1961.07. 「昭和史発掘(7)」松本清張著、文芸春秋、1968.10.01 「昭和史発掘(8)」松本清張著、文芸春秋、1969.03.10 「昭和史発掘(9)」松本清張著、文芸春秋、1970.02.20 「昭和史発掘(10)」松本清張著、文芸春秋、1970.08.01 「昭和史発掘(11)」松本清張著、文芸春秋、1971.02.01 「昭和史発掘(12)」松本清張著、文芸春秋、1971.12.05 「昭和史発掘(13)」松本清張著、文芸春秋、1972.10.01 「神々の乱心(上)」松本清張著、文春文庫、2000.01.10 「神々の乱心(下)」松本清張著、文春文庫、2000.01.10 (2018年7月29日・記) (表紙より) 陸軍大将田中義一が政友会総裁となるについての持参金3百万円はどこから出たか、そのからくりを探る「陸軍機密費問題」。戦後の下山事件にも似た「石田検事の怪死」。爆弾をもって摂政宮を暗殺しようとしたとされる事件の奇怪な内幕を解明した「朴烈大逆事件」の三篇によって、労作「昭和史発掘」シリーズは開幕する。 内容紹介(amazon) 独自の取材と視点とで現代史に新たな照明を当てた大シリーズ。第一巻は「陸軍機密費問題」「石田検事の怪死」「朴烈大逆事件」。
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