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本格ミステリー館 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1997/12/25 |
JAN | 9784041682036 |
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本格ミステリー館
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商品レビュー
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綾辻行人氏がデビューして以来、新本格というムーヴメントが勃発し、講談社を中心に現代に黄金時代の本格推理小説を蘇らせた作家たちが数多く生まれた。本作はいわばそのムーヴメントに精力的に携わった島田氏とムーヴメントの起爆剤となった綾辻が当時新本格が第2世代へ移行しつつある時に「本格とは...
綾辻行人氏がデビューして以来、新本格というムーヴメントが勃発し、講談社を中心に現代に黄金時代の本格推理小説を蘇らせた作家たちが数多く生まれた。本作はいわばそのムーヴメントに精力的に携わった島田氏とムーヴメントの起爆剤となった綾辻が当時新本格が第2世代へ移行しつつある時に「本格とは何か?」について語り合った対談集である。 内容に関しては後日折に触れ、本格について語られる際に引用されるエピソードがふんだんに盛り込まれている。そういう意味からもかなり本格ミステリシーンにおいて以後羅針盤的役割を担うものといえるのではないだろうか。 本格に対し、渇望感を抱いていた島田氏と平成の本格作家である綾辻氏との温度差は結構あり、両者の中で対立する部分もあり、面白い。特に島田氏はかつて書評子たちにさんざん叩かれてきたことに起因しているのか、かなり極論を多用する。この辺が特に危うく、日本人を簡単にカテゴライズしようと懸命である。 それに対し綾辻氏はまだ明確に定義は出来ないものの、漠とした何かを持っており、島田氏の極論に対し、かなりニュートラルに対応する。 島田氏の説には特に日本人論など絡めて興味深い部分はあるものの、極端すぎて素直に頷けない部分が多々あった。狂人の如く、時々論理が飛躍するのも彼の悪い癖である。 島田氏の「前半の幻想性、後半の論理性」という本格ミステリの括りは綾辻氏が危惧して「前半の大風呂敷から後半のスケールダウン」を招くという意見には大いに賛成である。巨人が巨人であるが故に求めるレベルが高すぎるというのが両者の間には隔たりとして存在する。ジャンル化が無意味であるとの意見から考えれば「~とは何か?」と定義付けするのははっきりいって終わりのない戦いである。 面白くはあったが、これを鵜呑みするのが読者の仕事ではない。これを読み、何を考えるのか、それが大事なのだ。
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挫折。途中でどうしても読めなくなった。こんなの初めて。読んでも読んでも、文章が頭に入ってこない。おもしろくない。もっとノーテンキにミステリを楽しんでいたい私には難しすぎた。失礼な感想でごめんなさい。
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島田・綾辻、両氏によるミステリ論が聞けて面白いナリ。 ただ、"ストーリー物"じゃ無いんで、ミーはすぐ眠くなって、なかなか読み終わらなかったナリ。
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