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軍事とロジスティクス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日経BP社/日経BP出版センター |
| 発売年月日 | 2008/03/31 |
| JAN | 9784822246464 |
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軍事とロジスティクス
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
軍事ロジスティクスについて、主に米欧の、執筆当時の取り組みや将来構想、イラク戦争、アフガニスタン戦争における事例などを論じている。
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2008年刊行ということでやや古いが、アフガニスタン・イラクの戦役を中心に、アメリカ軍・イギリス軍でのロジスティクスの革新と、あまり明るみに出なかった問題、当時試行されていた技術・システムとをまとめた内容。伝統的な地上でのトラック輸送から、アメリカ軍の海外展開能力を支える、船舶プ...
2008年刊行ということでやや古いが、アフガニスタン・イラクの戦役を中心に、アメリカ軍・イギリス軍でのロジスティクスの革新と、あまり明るみに出なかった問題、当時試行されていた技術・システムとをまとめた内容。伝統的な地上でのトラック輸送から、アメリカ軍の海外展開能力を支える、船舶プラットフォームを基盤とするもの、そして何より圧倒的なスピードを誇る空輸と、陸海空の様々な部分での、様々な物品の輸送という問題を取り扱う。 湾岸戦争では技術が未発達であったことから、物資の分配に問題が発生していたが、イラク戦争ではRFIDタグの活用によりコンテナの管理が極めて円滑に行われた。しかし、タグのついたコンテナから出されて以降は従来の問題が再燃した。また、物資の優先順位の問題もあり、交換部品が不足することがあった。輸送車列に対するゲリラ攻撃も深刻だったことから、トラックの装甲化や護衛車両の開発が進んだが、コストの問題、特にそれの維持自体がロジスティクスの負担を増やす面もあり、刊行時点では成果が確認されていなかった。 またロジスティクスをはじめ軍の様々な分野の民間委託も進んでいるが、かえって保護の負担が増えたり、契約不履行の違約金を払うだけで実際に現場の部隊が困窮したり、官民間の駆け引きもあったりということで、一筋縄ではいかないよう。民間委託した結果、現地人を雇うことで人件費を抑える向きもあるようだが、これにはセキュリティ上の問題もありそうで、イギリスの輸送機が誘導路でIEDにより破壊された事例などもあることを考えると、難しいと思う。 アメリカの海外展開能力を支える海のアセットについては、半官半民といった形で運営される、RORO船を中心とした船隊がグアム・ディエゴガルシア・地中海に配備され、必要に応じて展開できる体制が整えられており、人を別途運ぶことで即座に行動開始できる。これは陸についても同様で、冷戦期に組織された、事前にアセットを展開しておいて、有事に人のみを空輸するものともつながる。船はコストが安く大量に運べることから、船の高速化により展開能力が向上することは今後特に、太平洋を挟んで中国と対峙するうえで、ゲームチェンジャーになるのではないかと考えるが、東欧や中央アジアなど、海から遠いところへの展開は依然として難しいことが分かった。 空輸についてはNAMOという形で、事実上の輸送機シェアリングのようなシステムが作られていたことは知らなかった。今後考えられているアセットとして、巨大なティルトローターや飛行船というのがあり、大部隊をあたかもワープさせるかのように、様々な場所に移動できるというのは興味深い。 今後あるべき姿として、現場の部隊同士で互いに必要なものを補い合うことで、中央集権的に物資が配分されるモデルから脱却し、そもそも補給部隊というもの自体がなくなるというのは面白いと思った。
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イラク・アフガニスタンでの戦闘における米軍やNATOの補給を中心として、現代におけるロジスティクスの形態を紹介しています。 イラク戦争では非常に速い速度で各部隊が一番乗りを競うようにバクダッドに進軍し、アフガニスタンの戦いでは特殊部隊を中心として非対称戦を行いました。そこでは冷...
イラク・アフガニスタンでの戦闘における米軍やNATOの補給を中心として、現代におけるロジスティクスの形態を紹介しています。 イラク戦争では非常に速い速度で各部隊が一番乗りを競うようにバクダッドに進軍し、アフガニスタンの戦いでは特殊部隊を中心として非対称戦を行いました。そこでは冷戦のような補給体制では通用しない、新しい補給が行われました。 本著ではそれら補給がどのように行われたのか、湾岸戦争で行われた補給と比較して、参加した部隊・使用された新技術を紹介し、これからのロジスティクスを示しています。 統合作戦化が進む現代において、地域・陸海空(海兵隊)軍の合理化や効率化は必要不可欠です。比較的資金潤沢かつロジスティクス意識の高い米軍を参考として、いまだに補給任務を「後方」の仕事とし、震災でも課題とされた自衛隊のロジスティクスが改善されることを望みます。
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