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喪失の響き
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喪失の響き

キランデサイ【著】, 谷崎由依【訳】

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喪失の響き

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2008/03/25
JAN 9784152089052

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商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2013/04/30

権威に弱い私はブッカー賞受賞!という文句に惹かれて読んだ。 登場人物ひとりひとりを繊細に描いていて良かった。文体に緩急を感じた。 あと、読んでいて、自分の無知に悲しくなった。 別の作品も読んでみたいな。

Posted by ブクログ

2013/03/16

ブッカー賞と全米批評家協会賞をダブル受賞とあったので読んだもののどうもしっくりくる内容ではありませんでした 原文で読むと別の感慨もあるのかもしれませんが、それほど際立った内容にも思えず

Posted by ブクログ

2010/08/25

何かのブックレビューに出ていた「喪失の響き」。図書館で見つけて借りてみました。 舞台はインド東北部、ヒマラヤに近い町カリンポン。 昔からずっと独立運動や地域紛争などが起きては、国境線が引きなおされてきた地域。 元判事の祖父と料理人とともに暮らす少女サイは、家庭教師のネパー...

何かのブックレビューに出ていた「喪失の響き」。図書館で見つけて借りてみました。 舞台はインド東北部、ヒマラヤに近い町カリンポン。 昔からずっと独立運動や地域紛争などが起きては、国境線が引きなおされてきた地域。 元判事の祖父と料理人とともに暮らす少女サイは、家庭教師のネパール系の青年ギヤンと恋に落ちる。 しかし、間もなくネパール系住民によるゴルカ独立運動が起こり、地域一帯が非常事態に。 人々の暮らしが、ギヤンが、サイが、そして二人の関係が、大きなうねりによって揺さぶられていく。 父母を交通事故で失い、キリスト教系の修道院で育ったサイ、 イギリスに留学経験を持つ祖父、 ネパール系の貧しいギヤン、 毎年必ずイギリスに旅行に出かける裕福な姉妹、 インド人なのに、インド人であることになじめない人々が主な登場人物になっていて、それが逆に、「インド人とは」という大きなテーマを浮き彫りにしています。 祖父のイギリス留学時代の回想や、料理人の息子ビジュがニューヨークで不法就労をしている話など、結構痛々しいエピソードが挿入されていて、ちょっときついところもあります。 だからこそ、と言うべきか、サイとギヤンが恋に落ちていく様子を描いた箇所がひときわ輝きを放っています。 インドについての知識がない分、正直わかりにくいところが多々ありました。 どの国も、どの民族も、それぞれ複雑な歴史を持っているわけで、 手持ちの断片的なイメージで簡単に判断してはいけないんだな、という実感が収穫かも。

Posted by ブクログ

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