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鉄腕ゲッツ行状記 ある盗賊騎士の回想録
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鉄腕ゲッツ行状記 ある盗賊騎士の回想録

ゲッツ・フォンベルリヒンゲン【著】, 藤川芳朗【訳】

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鉄腕ゲッツ行状記 ある盗賊騎士の回想録

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2008/03/30
JAN 9784560026298

鉄腕ゲッツ行状記

¥2,750

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2024/04/08
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松本零士の『ガンフロンティア』や戦場シリーズを彷彿とさせる無茶苦茶な男の物語。15世紀末から16世紀にかけて実在した”盗賊騎士”の自伝。 隻腕で金属製の義手を付けた人物といえば、ドラころのガッツを想起する読み手が、鉄腕ゲッツという名を不意打ち気味に知らされたときに脊髄反射的に想起したのは「ガッツのパクリか?」で、実在の人物と知って想起したのは「ガッツのモデルか?」であった。 ドラころのガッツの作者が鉄腕ゲッツを知らなかったと証言したことを耳にして人心地つけたことを思い出せば、本書を既知としながら何年も手を付けずにいたことがわかる。 自伝であれば、自身が騎士見習いだったことから語りはじめることもあろう。しかし、騎士になったことに特段の感慨も描写もないということがあるだろうか。騎士叙勲のイメージは、少なくとも鉄腕ゲッツにはあてはまらない。見習いの年季が明けたので騎士になったぜくらいのノリである。生まれで身分を保証されてるがゆえのことだろうか。 騎士についてはまあまあ知ってるつもりでいたが、神聖ローマ帝国時代の騎士のことなどなにも知らなかったことがよくわかる。 フェーデや騎士の牢など、知らぬ慣習も知れれば、良い読書であったと言えよう。

Posted by ブクログ

2024/03/06

ようやく積読脱出。ゲーテの旅行記を読み終えつつあるので、ゲーテ関連で読み始めました。 盗賊騎士、たんなる食い詰め浪人の強盗団と思っていたらまるで別物だった。というか、意外にまとも?だったのね。あと、イギリスのハイウェイマンみたいなもの?と思っていたけれどこれまた全然違うや。 某漫...

ようやく積読脱出。ゲーテの旅行記を読み終えつつあるので、ゲーテ関連で読み始めました。 盗賊騎士、たんなる食い詰め浪人の強盗団と思っていたらまるで別物だった。というか、意外にまとも?だったのね。あと、イギリスのハイウェイマンみたいなもの?と思っていたけれどこれまた全然違うや。 某漫画の鉄の義手をつけたその名もガッツというキャラの元ネタこれだな、と今更のように思った次第。あ、でも片目だし、半分は丹下左膳かなあ。 読み終えたのでゲーテの戯曲を予約中。

Posted by ブクログ

2023/12/21

16世紀のドイツ、神聖ローマ帝国に生きたゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの自伝。 戦場で右腕をなくし、義手をつけて騎士業を続けた豪傑である。 副題にもある盗賊騎士の名に恥じず、フェーデという決闘のしきたりを悪用し、フェーデの名のもとに身代金目的の誘拐や、財物強奪をやっていたというの...

16世紀のドイツ、神聖ローマ帝国に生きたゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの自伝。 戦場で右腕をなくし、義手をつけて騎士業を続けた豪傑である。 副題にもある盗賊騎士の名に恥じず、フェーデという決闘のしきたりを悪用し、フェーデの名のもとに身代金目的の誘拐や、財物強奪をやっていたというのだから、大した悪党である。 日本で言えば室町頃の悪党とか松永久秀のような人物か。 しかし、生来の愛嬌があるのか自伝からは憎めない人柄が伝わってくる。 ルターの宗教改革やドイツ農民戦争など大きな時代の変革期において、80余歳まで生き延びたのだから、腕も立ち、世故に長け、人に好かれる質であったことがよく分かる。 当時のドイツの現状を知る資料でもあり、ゲッツの奮闘を楽しむこともできる佳作と言えよう。

Posted by ブクログ

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