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エンデのメモ箱
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1996/09/30 |
JAN | 9784000002127 |
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エンデのメモ箱
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
児童文学についての講演会の内容であったり、子どものころの戦争体験の話だったり、友人に宛てた手紙だったり、種々雑多な文章の集まり。 エンデさんの人となりが伝わる。
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「終わりのない物語」「モモ」など、エンデの作品は、今をさかのぼること約四半世紀前、小学校高学年だった私の心の中心にあった。大人になって、エンデの仕事観を知る衝撃の一言に本書で出会うことになった。 ファンタジーこそ、アナーキズム。 大審院は妖精に対して問う。「はい」か「いいえ」...
「終わりのない物語」「モモ」など、エンデの作品は、今をさかのぼること約四半世紀前、小学校高学年だった私の心の中心にあった。大人になって、エンデの仕事観を知る衝撃の一言に本書で出会うことになった。 ファンタジーこそ、アナーキズム。 大審院は妖精に対して問う。「はい」か「いいえ」で答えることも出来ないというのかね、と。 妖精は「世の中には、はい、と、いいえでは応えられない質問もあると思う」といい、したたかに「ところで大審院様は、奥様を毎晩殴ることを止めましたか」と聞く。 不思議なものこそ美しいと主張し(この記述を見て以来、ハリーポッターのメインテーマで、イントロにある光が降ってくるかのようなオルゴール音が頭から離れなくなった)、1995年のシュトゥットガルトで65歳の生涯を終えた、ミヒャエル・エンデの書斎にあったというメモ箱に放り込まれた珠玉の短編に出会える一冊。大人になって良かった。
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7/14 読了。 エンデの皮肉っぽいショートショートや、童話・ファンタジーを書き続けることにかける熱い思いを綴ったエッセイ、自身の戦争体験を語ったものなど、バラエティ豊かな本だった。特に一番最後に載せられた「世界を説明しようとする者への手紙」は、ファンタジーの存在意義を説くエンデ...
7/14 読了。 エンデの皮肉っぽいショートショートや、童話・ファンタジーを書き続けることにかける熱い思いを綴ったエッセイ、自身の戦争体験を語ったものなど、バラエティ豊かな本だった。特に一番最後に載せられた「世界を説明しようとする者への手紙」は、ファンタジーの存在意義を説くエンデの涙ぐましい努力、その書きぶりにこちらまで胸が熱くなる。
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