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ブッデンブローク家の人びと(中) 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 1997/08/21 |
| JAN | 9784003243329 |
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ブッデンブローク家の人びと(中)
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ブッデンブローク家の人びと(中)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
19世紀半ばのドイツ北部リューベックの商家、ブッデンブローク家の4代に渡る栄華と没落を綴ったトーマス・マンの自伝的要素を含む大河小説。 「魔の山」がとても面白かったが、トーマス・マンのノーベル文学賞の受賞理由がこの本だったことを知り気になって読んでみることにした。 物語の大半はそ...
19世紀半ばのドイツ北部リューベックの商家、ブッデンブローク家の4代に渡る栄華と没落を綴ったトーマス・マンの自伝的要素を含む大河小説。 「魔の山」がとても面白かったが、トーマス・マンのノーベル文学賞の受賞理由がこの本だったことを知り気になって読んでみることにした。 物語の大半はそれぞれの事情を抱えた家族のエピソードを内面奥深くまで掘り下げ精緻に語られるが、1848年革命や戦争といった当時の世相に影響も受け一族が徐々に衰退していく姿は悲しみに満ちていた。 最後半部の第10部5章、主人公である3代目の当主トーマスが哲学書を読む場面で衝撃を受けるシーンがあり、作者の熱量が最高点に達し、死を幸福と捉え、その意味を見出した直後に死に至る章は心を打たれるものがあった。 非常に気になるシーンだったのでいろいろ調べると、トーマスマンはショーペンハウアーやニーチェ、ワーグナーに影響を受けていたことも分かり、文中には明記されていないが、主人公が一心不乱に読んでいた本はショーペンハウアーの「意志と表象としてと世界」だったのた。 物語の終結に向けてどうしても必要な要素で、この章はとても重要だったことを実感できた。
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https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01450651
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長い月日を費やし、やっと読みました。 トーマスは真面目です。 邸宅を建て、豪華な顧客に囲まれながらもどこか冷静に一族を見つめている、現実的な主人公です。 幸福や上り坂は、それが表面へ現れて、目に見える様になり、手で触れられるシンボル、印になった時は、本当はもう下り坂になってい...
長い月日を費やし、やっと読みました。 トーマスは真面目です。 邸宅を建て、豪華な顧客に囲まれながらもどこか冷静に一族を見つめている、現実的な主人公です。 幸福や上り坂は、それが表面へ現れて、目に見える様になり、手で触れられるシンボル、印になった時は、本当はもう下り坂になっているんだよ。 ここが1番読んでいて良かったと思えたシーンでした。
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