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少年少女 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 1972/04/17 |
| JAN | 9784003254318 |
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少年少女
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
芥川龍之介の随筆などで良く誉められていた作家で気になっていたので、まずは短編から。少年少女に向けた作品らしいけど、割りと皮肉な部分もあったりして楽しめた。他の作品も読んでみよう。
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待ち合わせ場所へ出かける前に、図書館へ寄って「薄い本」を探す。荷物が重いので、なるべくかさばらない軽い本がいい。文庫の棚で薄いものをいくつか見たなかで、これが一番薄かった。最後は100ページ! 1992年に50刷の本は、定価260円。もう今では見つけられないような値段だ。 訳者...
待ち合わせ場所へ出かける前に、図書館へ寄って「薄い本」を探す。荷物が重いので、なるべくかさばらない軽い本がいい。文庫の棚で薄いものをいくつか見たなかで、これが一番薄かった。最後は100ページ! 1992年に50刷の本は、定価260円。もう今では見つけられないような値段だ。 訳者は三好達治で、こんな仕事もあるのかと始めて知る。初版は1937年で、1972年に改版になっている。この薄い小さな本は、収録されている短いお話もよかったが、挿し絵に使われている版画もよかった(カバーの絵も同じエディー・ルグラン)。 どういう本なのか、訳した三好達治による「あとがき」には、こんな風に書いてある。 ▼この本は1844年に生まれて1924年になくなったフランスの文豪アナトール・フランス(Anatole France)が、1886年にパリのアシェットという本屋から単行本として出した「我々の子供たち[ノ・ザンファン]」(Nos Enfants)という本の全訳です。この本はその後1900年に至って、また改めて上下二冊本として刊行されました。その二冊本の上巻の方には、最初のままの「我々の子供たち[ノ・ザンファン]」という題がついていますが、下巻の方には「少年少女[フィーユ・エ・ギャルソン]」(Filles et Garçons)という新しい題がついています。いまこの本の訳者が「少年少女」という題をこの訳本につけたのは、すなわち二冊本の下巻の方の標題を、日本語として呼びやすいので仮りに借用したものです。 この本の翻訳に当たっては、右にあげたアシェット社発行の二冊本を底本として用いた外[ほか]に、同じくパリのカルマン・レヴィー社から出ている、アナトール・フランス全集本中の第四巻をも用いました。この訳本中に挿入されている版画は、その全集本から借用したものです。画家の名はエディー・ルグランといいます。 この本の原文は、流麗で平易な、非常にすぐれた名文で書かれています。名文というものは、書かれている話の筋を伝える外に、一種いうにいえない品位 ――作者の思想の品位、その高さや深さをも同時に読者の心に伝えるものです。そのために読者ははっきりとした感銘をうけ、強く心を動かされます。この本の原文はそういう立派な文章で書かれています。ところが残念ながら、訳文の方には、そういう貴重な文章の魅力は、訳者の力が足りないせいや、その外いろんな理由のためにすっかり失われています。訳者はそれを大変はずかしいことと思っていますが、読者はどうかそういう点は大目に見てお読みください。それでもなおこの本は、読者諸君のために何か有益なものを残していることと信じます。この本は、最初にもいいましたように、明晰でわかりやすい平易な文章で書かれています。小学生にでもわかるような、やさしい文章では書かれていますが、そうしてその話の筋も、ごらんの通りきわめて単純なわかりやすいものばかりですが、しかしその内容は、必ずしも年少の読者のためには、充分にのみこみやすいものばかりとは限りません。これは原書を読むフランスの少年少女たちにとってもやはり同様だろうと思います。しかし諸君が、やがて諸君の兄様や姉様くらいの年齢にでもなられたなら、きっとこの本の内容がその時にはいっそう興味深くなるでしょう。これはそういう種類の本です。どうか年少の読者諸君は、そういうつもりで、気長にこの本をお読みください。(訳者) (pp.99-100、算用数字の箇所は原文では漢数字、ルビは[ ]に示した) 三好達治といえば「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ…」の人だ、とまず思い出す。図書館の蔵書検索をしてみたら、翻訳もいくつかあった(ジイドとか、ボードレールとか)。アナトール・フランスは、100年くらい前にノーベル文学賞を受賞している人だった。 「薄い本」を探して、思いがけず手にとってみた。本とのこういう出会い方もおもしろい。 (2025年11月18日了)
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子供向けの短編19篇収録。大体4〜5ページ程度。子供向けであることを十分理解したうえであまり感銘を受けなかった。
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