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古代アステカ王国 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1963/01/17 |
JAN | 9784121000064 |
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古代アステカ王国
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古代アステカ王国
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商品レビュー
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古代アステカ王国、と題打ってはいるものの、実質はスペインからの征服者コルテスの視点で描かれる半分小説形態の異文化交流紹介といったところだろうか。人によっては読みやすいと感じたり、求めていたのはこれじゃない感に襲われたりするだろう。色々興味を惹かれる点は多かったが、私は宗教的観点の...
古代アステカ王国、と題打ってはいるものの、実質はスペインからの征服者コルテスの視点で描かれる半分小説形態の異文化交流紹介といったところだろうか。人によっては読みやすいと感じたり、求めていたのはこれじゃない感に襲われたりするだろう。色々興味を惹かれる点は多かったが、私は宗教的観点の違いに着目した。 征服者コルテスは、異文化に悩みながらも、黄金溢れるアステカ王国を切り取ってゆく。その際、彼は大きく異なる文化や思考に戸惑うことになる。それはアステカがこれまで閉ざされた世界で一つの宗教を信じてきため、どうしても完全なる外から現れたキリスト教を自分の定規で測ってしまうことから起きたことであった。キリスト教はヨーロッパの様々な宗教を駆逐してきた歴史から、異文化には理解がある。この二つの視点の違い、とくにアステカ側の無理解が現代の日本にも通ずるところがあると感じされられた。 日本人にとってもっとも欠けている能力は、宗教に対する理解であるとよく言われている。現代ではオウム真理教の事件があったり、歴史的にはキリシタンが迫害されたりと、宗教には否定されてきた背景が日本人にはあったからなのだろうが、国際化(という名の西洋化)を図ってゆく昨今、宗教関係に対する理解は命題といっても過言ではあるまい。しかし、この本を読んだ時、私自身アステカ人のような他の宗教に関する無理解がなんとなくわかる。おそらく、閉じた世界ではどこも似たような思考に陥りがちなのだろう。私は日本固有の思想を批判するわけではないが、同時に世界を理解するという姿勢を持つことも重要であると深く思わされる一冊であった。 以上、あまりネタバレにならない範囲の感想でした。結構、頭のおかしい(これも異文化を理解できない私の限界なのだろうが)アステカ宗教は興味を引くので、事実を述べ続ける教科書が苦手な人でも手にとってはどうでしょうか。
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趣味で初めて買った歴史本。アステカについて何も知らなかったから、フムフムと。宗教というか信じるものがあると人はそれが正義だってなっちゃうんだろうな。もしアステカが捕虜をとる戦い方じゃなかったら、スペイン軍は負けていたわけで、ここでも宗教的な差が出てくる。面白かった。
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解説書と小説の中間のような文体で非常に読みやすかった。 ただ経緯を示すだけでなく、スペインアステカ両側の思想が説明されているのも面白い。
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