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大相撲の経済学 ちくま文庫
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大相撲の経済学 ちくま文庫

中島隆信(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/03/12
JAN 9784480424280

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みんなの感想まとめ
  • 相撲経済学の視点
  • 相撲文化の継承
  • 力士給与体系の分析
  • 角界構造改革の考察
  • 八百長の真実
  • 経済的視点からの相撲
  • 相撲ファン必見の内容
  • 伝統と合理性の交差
  • 相撲部屋の収支理解
  • 誰でもわかる経済学

相撲の仕組みを経済学の視点から深く掘り下げた一冊で、力士の給与体系や相撲部屋の収支、チケット販売制度などを丁寧に解説しています。経済学の知識がなくても理解しやすく、各章には読みごたえがあります。特に「八百長」や「角界の構造改革」についての考察は、相撲の本質を考える上で非常に興味深い内容です。著者は相撲を単なるスポーツではなく、文化の継承として捉え、その公益性を強調しています。伝統的なシステムの背後にある合理性やインセンティブについても考察されており、相撲ファンにとっては楽しめる内容が満載です。全体を通じて、相撲の独自の世界観を経済的な視点から理解する手助けをしてくれる良著です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2019/01/06

大相撲という特殊な世界を経済学の観点から理解することを試みようという一冊。 年寄株、部屋、番付、横綱審議委員会…等々、一般人にはなかなか理解しづらい相撲界の特殊な仕組みを経済学の概念を用いて読み解くとともに、そういった独特の仕組みの中で個々の力士や親方はどのような行動をとることに...

大相撲という特殊な世界を経済学の観点から理解することを試みようという一冊。 年寄株、部屋、番付、横綱審議委員会…等々、一般人にはなかなか理解しづらい相撲界の特殊な仕組みを経済学の概念を用いて読み解くとともに、そういった独特の仕組みの中で個々の力士や親方はどのような行動をとることに合理性があるのか、またそれゆえにどのような問題が起こり、どのような対応策が採られているのか、について論じられています。 もともとは2003年に単行本として発刊された本で、今回、朝青龍問題や時津風部屋問題などの直近の話題を捕捉した最終章を追加して新たに文庫化されたもの。 個人的に経済学の観点で様々なものを見てみるということが大好きで、しかも、なぜか幼稚園児の頃から相撲に興味を持ち、元理事長の北の湖が全盛期だった頃から相撲を見続けてきた者としては、非常に興味深く読むことができました。 年寄株についてなど、これまで通り一遍の知識しかなかった話題についても理解を深めることができたし、特に一代年寄にはその栄誉と裏腹にデメリットも少なくないということを知ることができたのはなかなか新鮮でした。 昨今様々な問題が噴出する相撲界に対して、その閉鎖性を批判する論調が高まりを見せています。 著者は相撲界という閉鎖社会が世の中の変化についていけずに綻びを見せ始めていることを認めた上で、大相撲が純粋な「スポーツ」ではなく古来の「伝統」を継承するという目的をもっていることを重視する立場をとっています。 すなわち、単にグローバル・スタンダードの観点で相撲界に批判を加えるだけでは、伝統の継承という相撲界の存在意義を無視することになってしまう、という意見です。 例えば八百長問題にしても、それをモラルの低下として単純に批判・断罪するだけでは解決に近づくことはない。 実際に八百長が行われているか否かとは切り離して、力士が八百長を行うことへのインセンティブは昔から存在しており、また、純粋な「スポーツ」ではない大相撲においては八百長が「伝統の継承」という組織目標の観点からは合理的となるケースもありうるという構造を理解する必要がある、といったことです(だからといって著者が八百長を肯定しているというわけではありません)。 相撲界のような特殊世界が、どこまで一般社会の常識を取り入れるか、どこまでその特殊性を維持するか、その線引きは非常に難しい問題ですが、マスコミの浅薄なバッシングに踊らされずに、変えるべきところは変え、変えるべきでないところは変えないという見極めを心がけながら眺めてみようという気になりました。 著者には、本書の他「お寺の経済学」「障害者の経済学」「オバサンの経済学」といった一連の著作もあるようなので機会があればぜひ読んでみたいと思います。

Posted by ブクログ

2018/11/18

力士の給与体系、相撲部屋の収支、チケットの販売制度など相撲の仕組みそのものを丁寧に説き明かしてゆく良著。経済学の知識がなくても十分読める。 どの章をとっても読みごたえ十分なんだが、ワタシにいちばんヒットしたのは『第6章 いわゆる「八百長」について』と『第11章 角界の構造改革』。...

力士の給与体系、相撲部屋の収支、チケットの販売制度など相撲の仕組みそのものを丁寧に説き明かしてゆく良著。経済学の知識がなくても十分読める。 どの章をとっても読みごたえ十分なんだが、ワタシにいちばんヒットしたのは『第6章 いわゆる「八百長」について』と『第11章 角界の構造改革』。なぜならば、そこには「相撲」と「八百長」に関するワタシの考えとほぼ同じことが書かれていたから。 かつて、村松友視がプロレスを「他に比類なきジャンル」と称したが、ワタシは相撲もこれにあたると思っている。つまり、相撲はスポーツではない。スポーツでないのだから、そもそも「八百長」の有無について騒ぐのはほとんど意味がない。著者も「相撲はスポーツか?」という見出しをたてて論じている通り、相撲をスポーツと見立ててその競技性を高めていったらどうなるかということを考えると、相撲の本質が見えてくる。 「大相撲の強みは文化性であって競技性ではない。」と指摘し、相撲は「営利を求めるのではなく、相撲文化の継承を使命」とした「公益法人に徹すべきだ」という著者の提言は的を得ている。

Posted by ブクログ

2012/10/14

八百長、年寄り制度、横審、茶屋制度といった相撲独特のシステムを経済学という切り口から考察 した本。一見不合理に見える伝統的システムでも、角界という閉ざされた特殊な世界で伝統を保っ ていくにはもっとも合理的だったりするという面白さを理解できる。制度を作るときにターゲット やゴールが...

八百長、年寄り制度、横審、茶屋制度といった相撲独特のシステムを経済学という切り口から考察 した本。一見不合理に見える伝統的システムでも、角界という閉ざされた特殊な世界で伝統を保っ ていくにはもっとも合理的だったりするという面白さを理解できる。制度を作るときにターゲット やゴールが如何に重要か考えさせられる一冊。

Posted by ブクログ

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