さかさまライオン 絵本・ちいさななかまたち

内田麟太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 童心社
• 発売年月日: 1985/09/01
• JAN: 9784494006397

商品レビュー

2025/11/03

アリのお届け便 蔵書登録：「さかさまライオン」蔵書案内
タイトル: さかさまライオン
文: 内田 麟太郎（うちだ りんたろう）
絵: 長 新太（ちょう しんた）
出版社: 童心社
発行年: 1985年9月
対象年齢: 3歳から（主に4・5歳頃から楽しめます）
絵本のご紹介
「いつも石ころにぶつかって嫌だ！」「もうライオンについていくのはまっぴらだ！」
そう言って、ある夜、ライオンの影（かげ）がライオン本体から抜け出してしまいます。
自分の影が抜けて自由になった影は、シマウマの影を食べたり、おしっこをしたり、やりたい放題！
一方、影をなくしたライオンはしょんぼり。
そして、今度はライオンが影についていかされるという、文字通り「さかさま」な展開に！
自分の分身である影に振り回されるライオンの姿は滑稽ですが、「自分の中のもう一人の自分」や、「自分と他者との関係性」など、深いテーマを考えさせてくれる絵本です。
内田麟太郎さんのリズム感ある言葉と、長新太さんのユーモラスで自由な絵が、不思議な世界に引き込みます。
アリのお届け便より
この絵本は、私たちが大切にしている「アリのお届け便」の活動の根底にある**「ありがとうという感謝の心」**にも通じるものを感じます。
影はライオンがあって初めて存在し、ライオンも影がいてこその自分です。
お互いが分離したことで、初めてお互いの「大切な存在」に気づき、協力し合うようになる。
この「感謝の心」こそ、私たちの活動の象徴である「アリ」の核心です。
この絵本が、子どもたちにとって、自分自身の「影」や、身近な人の「ありがたい存在」について考える、ささやかな「平和」のきっかけとなることを願っています。
#平和祈念絵本文庫
#アリのお届け便
#蔵書案内
#長新太

2025/02/23

なるほどなー！！
影が主役になるなんて！！
そして最後の最後の展開は『そうきたかー』という終わり方でした(^O^)

長新太先生と内田麟太郎先生のコラボも贅沢だ！！

2018/03/02

図書館にて。
娘が気に入ってこれを借りる！と持ってきた本。
勇ましい内容にかっこいい絵が素敵な１冊。