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赤い蝋燭と人魚 若い人の絵本
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赤い蝋燭と人魚 若い人の絵本

小川未明(著者)

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赤い蝋燭と人魚 若い人の絵本

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 童心社
発売年月日 1971/05/31
JAN 9784494021178
関連ワード小川未明 / 絵本・児童書

赤い蝋燭と人魚

¥715

商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2022/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディオブックで家事をしながら聞いた。人魚がかわいそうで悲しくて胸が詰まった。人間はなんて欲深く愚かなんだろう。昔、持っていたいわさきちひろさんの絵本の中の女の子の黒い瞳を思い出していた。女の子は海に帰って幸せになったのだろうか?母親の仕返しのところで終わっているので怖いままだ。だから、ずっと心に残っているのかもしれない。

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2021/01/05

誰しもが持っている心の弱さや欲深さ、人間が外道に落ちる呆気なさが生々しく描かれた作品。 人魚の母の思いとは裏腹に壮絶な人生を歩む娘には心が締め付けられました。 桃太郎の鬼のような明確な「悪」は存在せず、何の変哲もない普通の人間が欲にまみれ、途端に人の道を踏み外すところに唖然とし、...

誰しもが持っている心の弱さや欲深さ、人間が外道に落ちる呆気なさが生々しく描かれた作品。 人魚の母の思いとは裏腹に壮絶な人生を歩む娘には心が締め付けられました。 桃太郎の鬼のような明確な「悪」は存在せず、何の変哲もない普通の人間が欲にまみれ、途端に人の道を踏み外すところに唖然とし、同時に自分の中に潜む心の弱さをも認識して恐怖を感じました。 序盤で善良な人間として描かれていた老夫婦が欲望に呑み込まれる姿には寒気すら覚えるほどです。

Posted by ブクログ

2020/02/19

人間はきっと、魚よりけだものより人情深いに違いない…北方の海の人魚は、そう信じて人間の住む町に子供を産み落とす。蝋燭をあきなっている老夫婦に拾われた人魚の娘は美しくかしこく育っていくのだったが…。美しくも悲しい人魚の娘の物語といわさきちひろさんの絵がとても合っていて、深く感動しま...

人間はきっと、魚よりけだものより人情深いに違いない…北方の海の人魚は、そう信じて人間の住む町に子供を産み落とす。蝋燭をあきなっている老夫婦に拾われた人魚の娘は美しくかしこく育っていくのだったが…。美しくも悲しい人魚の娘の物語といわさきちひろさんの絵がとても合っていて、深く感動しました。この作品がいわさきちひろさんの遺作であったことをはじめて知りました。蝋燭に赤い絵の具で絵を黙々と描く人魚の娘の姿と、病の痛みに耐えながら物語の世界を描いているいわさきちひろさんの姿が重なって、より美しさと悲しさが感じられるようでもありました。それにしても人間とはなんと欲に弱いのでしょうか。ささやかながらも幸せな日々を大切にしていくことは出来なかったのでしょうか。人間の欲望は青く荒れ狂う北方の海よりも深くて恐ろしいのかもしれません。 この作品を読んで小川未明が日本のアンデルセンと言われる理由がわかる気がしました。

Posted by ブクログ

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