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小説吉田学校(第5部) 保守新流 人物文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 学陽書房 |
| 発売年月日 | 2001/01/22 |
| JAN | 9784313751255 |

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ロッキード事件〜三木武夫退陣まで。決定的な言質を与えない三木の粘り強さとその粘り腰を崩せない福田、大平の非力さが対照的。三木降ろしが失敗すれば大福の政治的権威の失墜、大福の総理総裁の芽は潰えて世代交代の恐れもあったという緊張感は面白かった。 小説としての面白さとは別に気になったこ...
ロッキード事件〜三木武夫退陣まで。決定的な言質を与えない三木の粘り強さとその粘り腰を崩せない福田、大平の非力さが対照的。三木降ろしが失敗すれば大福の政治的権威の失墜、大福の総理総裁の芽は潰えて世代交代の恐れもあったという緊張感は面白かった。 小説としての面白さとは別に気になったことが二点ある。 一点目は、第四部で著者は三木武夫のことを「政治技術に長じているほうではない」と言い切り、バルカン政治家ではなく不器用な理論派と評していたが、第五部での三木武夫の活躍はまさにバルカン政治家と呼ぶに相応しいものだった。著者は国民協同党、国民民主党時代の活躍はバルカン政治家と呼ぶに相応しかったが、吉田自由党に対峙して以降は「理論家」として正論を吐き続けていたと指摘。そんな三木が、総理総裁としての地位を守るために、バルカン政治家の政略の才を再び用いたと筆者は言うが意味不明である。何故、正論を吐く「不器用な理論家」がマキャベリストに"再"転向したのかは、なんら説明はない。第四部で一般的な三木武夫の評価であるバルカン政治家という側面を否定しておいて、なんら説得的な理由もなくバルカン政治家の側面を強調するのは読んでいてもやもやした。 二点目は、いわゆる大福密約の立会人が大平派からは田中六助が出てきていたこと。鈴木善幸が出ていたというのが一般的な話かと思うが、この本が出版された1981年では田中六助説だったのだろうか。あるいは、戸川猪佐武の独自取材では田中六助だったのだろうか。何かこの辺について詳細を語っているものがあるのだろうか。不勉強のため何か参考文献があれば教えて欲しい。
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