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ボルジア家
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ボルジア家

マリオン・ジョンソン(著者), 海保真夫(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1984/11/21
JAN 9784120013539

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商品レビュー

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2022/02/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

ルネッサンスは色々な角度から見ることができるけど、ロドリゴ・チェーザレのボルジア親子から眺めるのが、一番刺激的だ。スペインの片田舎から、器量と才覚と教会権力をフル活用して、短期間ながらもヨーロッパの中枢に君臨した姿は痛快。周囲に利益を誘導しつつ、期に応じて敵対者の陣地を奪っていく姿は、チェスや将棋ではなく囲碁的。 本書は、ボルジア一族の興亡をロドリゴの叔父アロンソ・ボルジアから紀伝体的に記述している。抑えられた筆致ながらも、チェーザレを高く評価していたマキャベッリの引用を多用しつつ、悪徳の象徴として否定的に描かれることの多いボルジアに対して、歴史の大河の中で必要悪であったことを主張しており総じて肯定的に評価されている。道徳的な悪辣さについては比較的寛容な一方、信仰上の不義については辛辣に批評しているところ(特にアロンソーロドリゴの章)は、非キリスト教徒としては違和感を覚えたが、著者の本心からの憤りか、本書が出版された1980年当時の読者に対する配慮か。著者のバックグラウンドを加味すると後者と見る。選んだテーマ然り、塩野七生と類似点が多そう。"Frederick II of Hohenstaufen"というフリードリッヒⅡ世の著作もあるよう。原著しかないかもしれないが、こちらも読んでみたい。 著者のマリオン・ジョンソン(ペンネーム:Georgina Masson)は、英軍人の子息としてパキスタンに生まれ、長じて外務省情報局よりローマに派遣され死の2年前(1978年)まで駐在。作家としての顔の他に、写真家としての一面もあったそうだ。古代ローマの建築を軸として、日常生活を切り取った写真も残しているそう。 本書の中で引用のあった、グイッチャルディーニ「リコルダンツェ」、サマセット・モーム「昔も今も」は早速購入。

Posted by ブクログ

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