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紅衣の公子コルム(1) 剣の騎士
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 1990/10/31 |
| JAN | 9784150104702 |
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紅衣の公子コルム(1)
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紅衣の公子コルム(1)
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんか無性にファンタジーが読みたくなって、すっかり忘れてたコルムを再読。久々のムアコックだけど、昔読んだときと違って難解な印象もないし、物語も派手派手で新鮮。こりゃおもろいわ。エルリックとかを通過して、俺もレベルアップしたかな? マブデン(人間)に家族を含めた自分たちの種族を全て殺された最後のヴァドハーであるコルムは、家族たちを殺したグランディス・ア・クレに復讐を挑むが右眼と左手を失ってしまう。他の次元界に逃げ込んだコルムは、<ラールの巨人>に別のマブデンの城に連れて行かれ、一命を取り留める。そこでコルムは太守妃ラリーナを愛してしまう。城に攻め込んできたグランディス達を退けるため、ラリーナはシュール・アン・ジヴァンと取引をする。呼び出された幽霊船でグランディス達を追い返すことには成功したが、コルムとラリーナはシュールに囚われてしまう。シュールはコルムとラリーナを解放する替わりに、<剣の騎士>の心臓を盗むことを要求した。コルム自身の眼と手の代わりに失われた神々の眼と手を付けられて。 いやー、おいしい設定がてんこ盛りですな。コンバトラーV以来、手を失ったヒーローには弱いんだけど、この場合代わりの手を付けられちゃうからなー。<ストームブリンガー>もかなりおいしい設定だったけど、<リンの眼>と<クウィルの手>もかなりいけてる。ただ、結果的にテルゴム王もハもコルムを殺そうとしてたわけで、<クウィルの手>が彼らを殺したのは正しかったことになるから、そこのところがちょっと物足りない。<ストームブリンガー>みたいに無差別に殺した方(確かそうだったよな?)がもっと悲劇的でテンション高まるのになあ。まあコルムは<法(秩序)>側みたいだから仕方ないのかも。<リンの眼>と<クウィルの手>を使って冥界呼び出した支援者たちが犠牲者の命を必要とし、その犠牲者が冥界に連れて行かれて次の支援者になるという設定はかなり好きだけど。 エルリックでは最大の敵役だったアリオッチもここではずいぶん情けない。心臓握りつぶされただけで消えちゃうなよ(死んではないよね、たぶん)。シュールもアリオッチがいなくなったらあっさりくたばっちゃうし。まあ後にキシオムバーグもマベロードも控えてるから、ここで引っ張るわけにはいかなかったのかもしれないけど。 <クウィルの手>が左手に付いてるってことはDと関係あるのかな?偶然か?実は菊地秀行はムアコックのファンだったりして。強大な敵役に対して、実はヒーロー側がそれを上まわる力を持ってましたっていう話の構造も似てるような気がするんだけどな。その結果ラストがあっさりしているところも。
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※このレビューにはネタバレを含みます
マイクル・ムアコックのヒロイックファンタジー。 衰退しつつある知的種族ヴァドハーとナドラーは争っていたが、これまで彼らが獣として見下していた新興種族の人類<マブデン>にともにに滅ぼされてしまう。 その殺戮の中、ただ一人生き残ったヴァドハー属の生き残り紅衣の公子コルムの復讐譚。 主人公のコルムは、マブデンに家族を虐殺され、自らも残虐な拷問により左目と左手を失うが、辛くも難を逃れる。傷ついた体を介抱してくれたマブデンの公女ラリーナと愛し合うようになるが、マブデンの魔の手が再び彼を襲い、否応なく復讐と愛する人を守る戦いに身を投じることになる。 ムアコックの作品は、エルリックサーガしか読んだことがなかったが、エターナルチャンピオンという概念で 統一された世界観のためか、エルリックでも見たような固有名詞が散見された。マブデン(この物語でも人類は獣的な存在として見下されている様だ)とか混沌の神アリオッチ等。 物語の終盤で、古の神の目と手を身につけたコルムが剣の騎士である混沌の神アリオッチを撃退してしまったのには驚かされた。 ムアコックの紡ぐヒロイックファンタジーは幻想的で強烈なイメージに満ちている。 あたかも神話の様な物語であり、様々なメタファーや呪術的ヴィジョンで溢れかえっている。 たぶん作者は、古のシャーマンのように様々な神秘的ヴィジョンを見る人なのかなと思った。
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エルリック・サーガで有名なムアコック作品のひとつでムアコックの4英雄の一人がこの作品の主人公のコルムです。 実は高校生のころの私がはじめて読んだムアコック作品がコレでした。 蛮族に一族を皆殺しにされ自らもグランディスア・クレにリンチにかけられ左手と右目を奪われ殺されそうなところを...
エルリック・サーガで有名なムアコック作品のひとつでムアコックの4英雄の一人がこの作品の主人公のコルムです。 実は高校生のころの私がはじめて読んだムアコック作品がコレでした。 蛮族に一族を皆殺しにされ自らもグランディスア・クレにリンチにかけられ左手と右目を奪われ殺されそうなところを助け出されア・クレに復讐を近い様々な冒険を繰り広げるわけですがコルムはさらに巨大な力「混沌」と弱まりつつある「法」の存在を知ります。 ムアコック作品独特の退廃的な世界観はエルリックシリーズより薄いですが英雄の介添え人ジャリーア・コネル、ラリーナ公女など魅力的な登場人物も居て私はエルリックシリーズよりコルムシリーズのほうが好きだったりします。 隻眼・隻腕というとベルセルクのガッツを思い浮かべる方が多いでしょうがこの作品は71年に描かれた作品ですしコルムもガッツのようなパワーファイターではなくむしろ貧弱に近い部類の人物なのです。 彼は自分の知恵と冒険で失った目と手の変わりに手に入れた旧き神々の目と手によって異形の力を手にするわけですがその力はコルムに善い結果だけで無く悪い結果をもたらす場合もあり「力」というものに対して考え込ませるものもあります。 私がはじめてコルムを読んだ87〜89年あたりは日本でも富士見書房を中心に和製ファンタジーモノがたくさん出てきましたがムアコック作品ほどの読み応えの有る作品は皆無だと思います。 自らライトノベル、ライトファンタジーと称しているあたりすでに負けていると思いますが・・・(笑)
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