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悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記
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悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

木村元彦(著者)

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悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2000/03/30
JAN 9784087803044

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商品レビュー

4.9

7件のお客様レビュー

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2017/01/15

★切り口・熱量とも卓越★前著の「誇り」もストイコビッチの知られざる側面からユーゴの話を導き極めて印象的だったが、本書はさらに上を行く。戦地の混乱を実際に取材した迫力と、そこにサッカー選手の偶像劇という斬新な切り口を組み合わせることで、読んだことのないほど面白い本だった。サッカーを...

★切り口・熱量とも卓越★前著の「誇り」もストイコビッチの知られざる側面からユーゴの話を導き極めて印象的だったが、本書はさらに上を行く。戦地の混乱を実際に取材した迫力と、そこにサッカー選手の偶像劇という斬新な切り口を組み合わせることで、読んだことのないほど面白い本だった。サッカーを通して民族と国家の曖昧さがひしひしと伝わってきた。  混乱が起きる前はある選手がどこの民族かは知らなかったケースがある一方で、紛争後はどの国の代表となるかを迫られる。セルビア寄りの書きぶりではあるが、ユーゴの混乱と相互関係が身に染みて理解できた。これだけの仕事を残せると幸せだろうな。  我が身を振り返ると、ユーゴの混乱について同時代の記憶が完全に欠落しているのが本当に情けない。サッカーは見ていたはずなのに、海外への関心が乏しかったのだろう。

Posted by ブクログ

2012/05/04

旧ユーゴスラビアが、コソヴォで問題が起こる前から、筆者が現地でその状況を追っている。 国際的には、「セルビア人=悪」という図式がなりたったが、それほど簡単でもないのが実情であり、筆者がユーゴのサッカーを追っていくうちに、国の民族主義などと自然と相対するところが素晴らしい。 今...

旧ユーゴスラビアが、コソヴォで問題が起こる前から、筆者が現地でその状況を追っている。 国際的には、「セルビア人=悪」という図式がなりたったが、それほど簡単でもないのが実情であり、筆者がユーゴのサッカーを追っていくうちに、国の民族主義などと自然と相対するところが素晴らしい。 今となれば、日本語としてのユーゴの歴史的取材文献になるような気がする。民族やサッカーとは?ということを深く考えさせられた。

Posted by ブクログ

2011/10/21

サッカーを通じてユーゴスラビアにおける紛争に翻弄される選手や市民の状況が細かく書かれている。メディアの情報操作が戦争を引き起こす種になることを心に留めておかなければならない。

Posted by ブクログ

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