アマゾンの歌 中公文庫

角田房子(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社
• 発売年月日: 1976/10/10
• JAN: 9784122003811

商品レビュー

2013/06/22

アマゾンの歌、ブラジル移民の実状を、努力を、勇気を知ることが出来る良書。日本人で良かったと改めて思えた

責任を持つこと

家族のために、世界の発展のために尽くすこと

常に前進し、失望することなく、粘り強く努力し、諦めないこと

熱い人情と強い確信をもつこと

父親になる人を探し、学ぶこと

家族に尽くすことだけを思い自分には何一つ求めたこともなかった

生きることの厳しさを、それを克服する勇気の美しさを、そして人間の努力の尊さを、日常の姿で子供達の心に教え込んでいた。

アマゾンの女神は、誠の心をもってアマゾンを愛し、アマゾンと生死を共にし、アマゾンの発展を自己人生の最大の喜びとする人々に対しては、惜しみなくその宝庫の扉を開くであろう。また将来必ず、このような人々が来るであろう。しかし、略奪することのみを計る者に対しては、アマゾンは緑の地獄となって、彼らを阻止するであろう。

愛すること

俺は十六年間、アマゾンの密林を拓いてきた。しかしこの地を愛してきた、とはいえない。成功するかしないかは別として、これからはここを故郷として生きて行こう。

与えられたものの中に喜びを見出し、それ以上を望まない生活

忍苦の時が長かったことが、圧迫を受けたことが、彼らを鍛え上げ、強い力を内に蓄える結果となったのだろうか

聞いた以上は互いに助け合ってゆくほかないじゃないか

理性的に、合理的に

いかなる時も人間としての姿勢を崩さない

勤勉、強い意志、協調、義理がたさ、楽天性

人間性を磨くこと

日本人の誇りと自信を持つこと

2008/07/28

アマゾンの日本人移民について長期取材をもとに書き起こした大作。
アマゾン訪問前にサンパウロの書店にて買いました。

アマゾンの雄大かつ過酷な大自然と立ち向かう日本人たちに感服します。

日本人がこういうタフさを持っていたことは驚きです。
現代の日本人に是非読んでほしい一冊です。