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夏の名残りの薔薇 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/03/06 |
JAN | 9784167729028 |
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夏の名残りの薔薇
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商品レビュー
3.2
141件のお客様レビュー
おすすめです
資産家の三姉妹が開催する、山奥のホテルで開かれた宴。集まるのは、どれもいわくありげな人ばかり。章ごとに語り手は変わり、真実と虚構の境目は曖昧になり、物語の顔が変わってゆく。視覚を刺激する小説。
abtm
恩田陸は2作目。偶然か必然か、記憶がテーマになった作品なのかな?私も一人称小説より三人称小説が好きだし、視点がコロコロ変わる作品が好き。人の記憶や物事の捉え方って本当にまちまちで信用ならないからこそ面白い作品になる気がした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もー!わかってるのに、めっちゃ面白い!気になる〜〜!となって一気読みして最後放り投げられるっていういつものパターンにはまりました。わかってるのに…。 でもまた何度でも繰り返してしまうの。そういう中毒性が恩田作品には確かにある。 昔読んだ時は学生で、なんというか…日本文学!として真面目に読んでたけど 大人になって読み返すと少女漫画っぽくてちょっと笑ってしまった。 エッセイを読むと恩田さんは強く少女漫画に影響を受けているとのことでなるほど。 でもなんていうんだろ、恩田作品て脚本ぽくて演劇ぽくて、キャラクターと設定がすごく魅力的だから否応なしに惹かれてしまう。 特に導入がもう…!読むっきゃない!という抗いがたい設定なんだよねーー! そして読んでいて強く感じるのが、日常にとけるミステリー、謎を愛してやまない気持ちというか。 ふと気づいてゾッとするような小さな違和感、風景にまぎれているほつれ、それをねえ、って誰かに話したくなる物語として読みたくなる、そういう衝動。 そこにすごく共感して、わかるー!と楽しく夢中になってると最後にハイ、さよならーとぶん投げられてしまうという。 ここまでめっちゃくちゃ楽しかったけど、この散りばめられた謎、伏線どうするの…?あれ…もう残りページないけど…ま、まさか……でおしまい!笑 そんでいやなんでよーー!?ともんどり打つことになる。毎回!でも好きなんだよー!泣 本作にしても構造は最高に面白いしお得意の老女姉妹でてきて姉弟のキャラクターも魅力的、そして舞台は古い瀟洒なホテル! 絶対面白い!サイコー!やったー!と読んでいくとやっぱ途中からだんだんぼやけてそのままラストで煙に巻かれてしまうのよね。 恩田作品て登場人物が途中でとけていってしまう感覚がある。 最初は際立って確立した人々なのに、話が進むにつれてストーリーに引っ張られてキャラクターの輪郭がぼやけてしまう、書き手の恩田さんが見えてきちゃうというか。いいんだけど! でも物語の立ち上げ方、こういうお話を書きたいって構想を広げていく鮮やかさが天才的で、 それをいつまでも見ていたいって思っちゃうんだよね。 なので大満足。恩田作品でしか得られない読後感を摂取できて満足しました。
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