夏の名残りの薔薇 の商品レビュー
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資産家の三姉妹が開催する、山奥のホテルで開かれた宴。集まるのは、どれもいわくありげな人ばかり。章ごとに語り手は変わり、真実と虚構の境目は曖昧になり、物語の顔が変わってゆく。視覚を刺激する小説。
abtm
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人物相関図を書きながら読んでいたら どんどん複雑になっていって 書いて正解だと思った インタビューで、人と人との関係性を描くのが好きって言ってたけど、まさにそんな作品だった 結局、何が本当に起きてて、何が起きていないのか どこまでが真実でどこまでが作り話なのかが曖昧なまま終わる 先が気になる構成だった 引用部分の意味が全然わからなかった
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大好きな本です 各々の登場人物の中にある想い、嘘、幻想…。その3つが全て混じり合い、一つの物語を作りあげる。
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この小説のジャンルは一体なんだろう? 恩田陸を読むのは3作品目、独特の雰囲気は他の作品と同様。色々と想像させられる。 途中途中に挟み込まれる映画の脚本?あとがきを読むと「去年マリエンバートで」という映画の散文から引用されているようだった。 この文が結構難解でいまいち頭に入ってこな...
この小説のジャンルは一体なんだろう? 恩田陸を読むのは3作品目、独特の雰囲気は他の作品と同様。色々と想像させられる。 途中途中に挟み込まれる映画の脚本?あとがきを読むと「去年マリエンバートで」という映画の散文から引用されているようだった。 この文が結構難解でいまいち頭に入ってこなかった。 映画を見ると感想もまた変わるのだろうか。
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同著者の「まひるの月を追いかけて」と同じ雰囲気だった。じめっとした人間関係。各章で死体発見の描写はあるけど、次の章になると殺されたはずの人が生きていたり…という感じだったので、最終章(第六変奏)までどういう小説なのかよく分からなかった。全部読み切った今でも、殺人だけ妄想で登場人物のバックボーンは現実とするなら辻褄は合いそうだなーという感想くらいしか浮かばない……ミステリー小説に詳しくないからかも。 途中で引用が入るタイミングで集中が途切れてしまって、読むのが大変だった。引用文献が難解に感じたからかもしれない。何を言ってるのか一読して理解できなかった……。 「今はいったいいつなのかしら」
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2025年1冊目『夏の名残りの薔薇』(恩田陸 著、2008年3月、文藝春秋) 雪に閉ざされたホテルで巻き起こる“不連続殺人事件“を描いたミステリー。 章ごとに語り手が入れ替わり、しかも認知する現実が各々で奇妙に食い違うという「藪の中」形式を取っている。その上、「去年マリエンバート...
2025年1冊目『夏の名残りの薔薇』(恩田陸 著、2008年3月、文藝春秋) 雪に閉ざされたホテルで巻き起こる“不連続殺人事件“を描いたミステリー。 章ごとに語り手が入れ替わり、しかも認知する現実が各々で奇妙に食い違うという「藪の中」形式を取っている。その上、「去年マリエンバートで/不滅の女」という映画のテキストの断片が端々に挿し込まれるので、読んでいて眩暈を覚えそうになる。 この構造がそれほど上手く作用しているとは思わないが、幻想的な世界観は良い。 〈去年、ここでは本当に何も起きなかったんでしょうか〉
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山奥のホテルで起きる事件。 章ごとに語り手となる登場人物の視点が変わる。 視点が変わりながら物語が進んでいく。 本の帯に「この殺人事件は真実か、それとも幻か」とあるが、読んでいるとそう言う感じねと。 最終章の種明かし含め、形式としては面白い。 しかし好きかと言うとまた別の話。...
山奥のホテルで起きる事件。 章ごとに語り手となる登場人物の視点が変わる。 視点が変わりながら物語が進んでいく。 本の帯に「この殺人事件は真実か、それとも幻か」とあるが、読んでいるとそう言う感じねと。 最終章の種明かし含め、形式としては面白い。 しかし好きかと言うとまた別の話。 登場人物や文章には引き込まれるが、多用される引用部分が普段読む小説と形式が異なるのもあり読みにく感じた。
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最近、月一で読んでいる恩田氏の作品。 今回の作品、結構ドラマドラマしているな、というのが印象ですかね。 ・・・ 内容をザックリ言うと、夏の人里離れた高級ホテルで繰り広げられる群像劇、といったところ。 一代で財を成した沢渡グループが運営するホテル。先代の娘たち(と言っても既に60過ぎ?)三人がホステス(招き主)となり、ゲストたちと交流するというもの。 奇怪な事件が起こったり、身内の不実が暴露されたり、過去の不祥事が明らかになったり。 人里離れた格式高いホテルは「密室」であり、まさに用意された「舞台」。そして事件は起こるべくして起こる、そんな予定調和さえ感じさせます。 ・・・ 本当に申し訳ないのですが、私が小説読むというのは、言わば消費しているだけなんです。 だから感想なんて、端的に言えば面白かったか面白くなかったか、誤解を恐れずに言えば、実はそれだけ。 今回の作品は、その二分法でいえば面白かったに入りますが、これをもう少し砕けば、ドラマ的だなあ、とか、全部で6章あるもすべて異なる人物での一人称語りである点が面白かった、とかまあそんなもんです。 ・・・ ところが、巻末の杉江松恋さんの解説がこれまた細かい。 恩田氏作品群のカテゴライズから始まり、そのうち本作はこれこれに属する、だとか、「記憶」というワードをテーマにして他作品と本作品との共通点を探ったり、あるいは「祝祭」というワードをキーに、恩田氏の作品にビールを飲むシーンが意図的に表れると主張したり、と。 おそらく、好き・ファンだ、というエネルギ―が、作品群に共通点を見出したり、分類することに喜びを感じさせたりするのでしょうが、文字通り作品の「消費」者としてはなんか軽い気持ちで申し訳ない、とちょっと済まない気にすらなりました(笑) まあでも、恩田氏の作品は結構読んだので、改めて恩田作品ロードマップを見返した気分にもなりました。 ・・・ ということで一カ月ぶりの恩田氏の作品でした。 ホテル、密室、事件、ということで舞台映えしそうなエンタメでした。丁度夏のホテルが舞台ですので、残暑がきついこの時期、お休みでホテルに滞在される方など是非いかがでしょうか。
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ねるまえにちまちま読む。一章ごとにどきどきながら眠りにつき、変な夢を見た。つまり寝る前に読む本ではない。 演劇のように絵が浮かぶ、古いホテルの数日間で繰り広げられる、事実とは。しんじつとは。のはなし。 音楽のことはよくわかりませんが、不協和音を聞いた時みたいな不穏な気持ちが襲って...
ねるまえにちまちま読む。一章ごとにどきどきながら眠りにつき、変な夢を見た。つまり寝る前に読む本ではない。 演劇のように絵が浮かぶ、古いホテルの数日間で繰り広げられる、事実とは。しんじつとは。のはなし。 音楽のことはよくわかりませんが、不協和音を聞いた時みたいな不穏な気持ちが襲ってくる恩田陸の醍醐味小説。つぎは一気読みする。
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中学生の時に初めて読んで、それから何度読み返したか分からない。本当は何が起こっていてどれが時間なのか飲み込まれる感覚が面白い。大好きな作品
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