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赤い数珠 アルセーヌ・リュパン・シリーズ 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1974/01/11 |
JAN | 9784488107147 |
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赤い数珠
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
「モーリス・ルブラン」のミステリー作品『赤い数珠(原題:Le Chapelet rouge)』を読みました。 「アイザック・アシモフ」の連作ミステリー作品『黒後家蜘蛛の会 1』に続き、海外のミステリー作品です。 「モーリス・ルブラン」の作品は『続813』以来なので約5年振りで...
「モーリス・ルブラン」のミステリー作品『赤い数珠(原題:Le Chapelet rouge)』を読みました。 「アイザック・アシモフ」の連作ミステリー作品『黒後家蜘蛛の会 1』に続き、海外のミステリー作品です。 「モーリス・ルブラン」の作品は『続813』以来なので約5年振りですね。 -----story------------- パリ近郊の城館で開かれた野遊会の日、突然発生した殺人事件と盗難事件。 乗り出したのは、「リュパン」のよき理解者である「ルースラン」の予審判事。 彼は安楽椅子に腰をかけたままご馳走をたらふく詰めこみ、微笑しながら、みごとに難事件を解決する。 著者最晩年の作だが、70歳という年齢を思わせぬみずみずしさを湛えたミステリ。 ----------------------- 「モーリス・ルブラン」の最晩年、1934年に発表された作品です。 「アルセーヌ・ルパン(リュパン)」は登場しませんが、『カリオストロの復讐』に登場している「ルースラン」の予審判事が主人公なので「アルセーヌ・リュパン・シリーズ」に数えられるらしいですね。 「ルースラン」が登場人物を巧みに操りながら真相を究明する展開で、以下の構成となっています。 ■ プロローグ Ⅰ 宵の間 Ⅱ 朝の間 Ⅲ その午後 ■ エピローグ 殺された「リュシエンヌ」が単なる被害者ではなく、「ジャン・ドルサック」を裏切っていた(正義のためなのですけどね… )ことなどは、ある程度、想定できたので、意外性は少なったですが、、、 心理描写… 特に利害が強く関係する「ジャン・ドルサック」と「ベルナール・ドブリウー」、「クリスチアーヌ・ドブリウー」の三人の駆け引きや諍いが愉しめる展開になっている作品でしたね。 また、魅力ある女性として描かれている女中の「アメリー」や、意外な役割を担っている庭師の甥「ギュスターヴ」等、脇役の使い方が、なかなか巧いなぁ… と感じました。 「モーリス・ルブラン」を読んでいると、「アルセーヌ・ルパン」作品に夢中になっていた少年時代を思い出しますねぇ。 たまには古いミステリー作品もイイですね。 以下、主な登場人物です。 「ジャン・ドルサック」 富豪の伯爵。 「リュシエンヌ」 ドルサックの妻。 「ベルナール・ドブリウー」 ドルサックの友人。 「クリスチアーヌ・ドブリウー」 ドブリウーの美貌の妻。 「ボワジュネ」 ドルサックの友人。 「ヴァノール」 ドルサックの友人。 「ブレッソン ドルサックの友人。 「レオニー・ブレッソン」 ブレッソンの妻。 「ラヴノ」 ドルサック家の給仕頭。 「アメリー」 ラヴノの妻、女中。 「アントワヌ」 庭師。 「ギュスターヴ」 アントワヌの甥。 「ベルタ」 下働きの老婆。 「リースラン」 予審判事。
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モーリス・ルブランの諸作品は大体にして導入部分がどちらかといえば魅力的なため、ついつい期待してしまう。いや正確に云えば「今度こそは!?」という手応えを感じさせるのだが、そのためだろうか、どうも読後感は尻すぼみの感がして至極残念である。 今回もそう。 延々と続く、ジェスチャーの大...
モーリス・ルブランの諸作品は大体にして導入部分がどちらかといえば魅力的なため、ついつい期待してしまう。いや正確に云えば「今度こそは!?」という手応えを感じさせるのだが、そのためだろうか、どうも読後感は尻すぼみの感がして至極残念である。 今回もそう。 延々と続く、ジェスチャーの大きいロジックの捏ね繰り回しがどうしても読書への意欲を減少させ、欠伸を伴い、終いには苦痛をもたらす。そして今回も…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ジャン・ドルサック邸で開かれたパーティ。ドルサックの狙いはベルナールの妻クリスティーヌ。彼女に言い寄るドルサック。盗まれた株式。窓から逃亡した謎の影。何者かに刺殺されたドルサックの妻リシュエンヌ。ルースラン予審判事の捜査。クリスティーヌを奪うためにドルサックが仕掛けた罠。ドルサック邸の女中アメリーの奔放な行動。
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