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照葉樹林文化 日本文化の深層 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1969/10/25 |
JAN | 9784121002013 |
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照葉樹林文化
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
中尾佐助氏が、シンポジウムの最初で、いきなり和辻哲郎の「風土」を批判するのが面白い。思ったことを、何でも率直に言う人なんだと思う。 そして、直感的に物事をとらえる力がすごい人である。 「ぼくは、単音節の単語がたくさんあるような言葉を持った連中が、日本に稲作農業を持ち込んだのでは...
中尾佐助氏が、シンポジウムの最初で、いきなり和辻哲郎の「風土」を批判するのが面白い。思ったことを、何でも率直に言う人なんだと思う。 そして、直感的に物事をとらえる力がすごい人である。 「ぼくは、単音節の単語がたくさんあるような言葉を持った連中が、日本に稲作農業を持ち込んだのではないかというふうに考えている」(p116) 中尾佐助は、面白い。
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高校の世界史の先生に勧められた一冊。 日本史、世界史、地理、生物に精通している方にとっては新たな視点を提案してくれるものとして良いかもしれない。全文対話形式であり初心者には優しくないが、いつかもう一度読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1969年刊行。著者は京都大学人文科学研究所教授。◆日本文化の基底の一をなす縄文文化。その成立に当時の生態系が大きく関わってくるという点は現代でも異論はないだろう。本書は、環境考古学的に意義深い縄文期の生態系を照葉樹林文化と規定し、固有の専門家との鼎談形式で叙述していく(シンポジウムの議論が元ネタ)。他の照葉樹林地帯との文化的比較をするのも、らしい感じである。◇ドングリ利用は著名なため、個人的には、余り遺物の残らないイモ食文化が日本の縄文期において如何なる影響を持っていたかが気にかかるところ。 ◇勿論、遺跡・遺物等、刊行時の古さは否めないが、議論の出発点という意味でも、また、前提情報としても、日本の先文字時代の文化的基底(今風な神道とは少し違う日本の固層の信仰を含む)を知る上で、一読にしくはないと思える。
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