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灰色の女 論創海外ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 論創社 |
発売年月日 | 2008/02/25 |
JAN | 9784846007560 |
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灰色の女
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
幽霊塔を読んだ後だったので内容は知っていたけど面白かった。幽霊塔は黒岩版を書き直したものなので、それを読んでいない私はひとつ飛ばして原作を読んだことになります。幽霊塔を読んだ時は主人公の婚約者が嫌いだったけど、原作では主人公のほうが嫌いになりました。感情描写が多すぎるからかな。
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過去の謎めいた殺人と館の秘密と謎の美女。これだけ道具立てが揃っていれば、もっと面白くできたんじゃないかな。基本的に語り手のテレンスに魅力を感じなかったし、叔父のウィルフレッド卿もテレンスや灰色の女が慕うほどいい人には思えなかったので、作中人物に共感できなかった。結局ポーラだけが貧...
過去の謎めいた殺人と館の秘密と謎の美女。これだけ道具立てが揃っていれば、もっと面白くできたんじゃないかな。基本的に語り手のテレンスに魅力を感じなかったし、叔父のウィルフレッド卿もテレンスや灰色の女が慕うほどいい人には思えなかったので、作中人物に共感できなかった。結局ポーラだけが貧乏籤を引かされたのね。
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黒岩涙香が翻案した名作『幽霊塔』の原作。因みに同タイトルで江戸川乱歩が更に黒岩涙香版を翻案しており、人気の程が伺える。 また、原作が長らく不明だったこと、その原作も、ミステリ・プロパーの書き手ではなかった(ロマンス小説で人気を博した人物のようだ)ことで、本国でも長らく忘れられてい...
黒岩涙香が翻案した名作『幽霊塔』の原作。因みに同タイトルで江戸川乱歩が更に黒岩涙香版を翻案しており、人気の程が伺える。 また、原作が長らく不明だったこと、その原作も、ミステリ・プロパーの書き手ではなかった(ロマンス小説で人気を博した人物のようだ)ことで、本国でも長らく忘れられていた……というのも内容に負けず劣らずミステリアス。 勃興期の探偵小説らしく、現代的な視線で読むとツッコミ処が多かったりもするのだが、ゴシック風味や青年紳士と美女など、お約束のガジェットてんこ盛りで楽しめた。この時代の探偵小説はそういうお約束な雰囲気を楽しむものだ。 あまり長くはないが、的確に纏められた解説も一読の価値あり。解説はもっと長くても良かった……。
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