1,800円以上の注文で送料無料

昭和史発掘(8) 文春文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

昭和史発掘(8) 文春文庫

松本清張(著者)

追加する に追加する

昭和史発掘(8) 文春文庫

定価 ¥469

385 定価より84円(17%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1978/11/25
JAN 9784167106386

昭和史発掘(8)

¥385

商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1978年刊行。「相沢公判」「北、西田と青年将校運動」の2本。  何れも二・二六事件前史。公判記録自体を分析対象としている所為もあってかなり細かいが、読み応えはある。  一方、これら右翼のテロ活動に関して、憲兵隊が把握していた情報の多様さ・豊富さには驚かされる。  もちろん、憲兵の中には、これら右翼活動へのシンパも多く、中にはメンバーだった者がいた所為もあるが、その中には表には出ていない二重スパイの可能性も示唆されよう。  そもそもこのようなテロ活動が二・二六事件まで下火にならなかったのは殺人やその未遂に対して刑事上、厳正な処断がなされなかったから。  しかも、殺人という外形的・客観的な行為よりも、その主観・動機を過度に重んじ、かつそれを許容する刑法理論が蔓延していたが故。  同事件の前史の概要が検討される本書を続けて読むと、そんな疑問が抜き差し難く生じてしまう。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品