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恋愛論 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1973/06/30 |
JAN | 9784041250075 |
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
「スタンダール」に続…
「スタンダール」に続く「恋愛論」です。恋愛を哲学的に分析して解明していきます。恋愛盛りの人にははまるかも?
文庫OFF
男らしくとか女らしくとかくだらない、と思うことがときどきあったけど、そもそも違うものなのだから、適すること・適さないことがあるのは当然なんだなぁ、と、思い始めた。 最後の部分で、女性の悪口かと思ったわたしは浅はかなんだ…。
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高校生だったか中学生だったかの国語の教科書に載っていた吉行淳之介の文章があまりにも鮮烈で、以来、ずっと彼の本を読みたいと思っていた。 小説だけかと思っていたら、エッセイまでやっている。あのとき、思春期真っ盛りの私にでも分かるくらいに、彼の文章は色っぽかった。そんな彼の書く恋愛論は...
高校生だったか中学生だったかの国語の教科書に載っていた吉行淳之介の文章があまりにも鮮烈で、以来、ずっと彼の本を読みたいと思っていた。 小説だけかと思っていたら、エッセイまでやっている。あのとき、思春期真っ盛りの私にでも分かるくらいに、彼の文章は色っぽかった。そんな彼の書く恋愛論はいかに。 結論。視点の鋭いひとはどの時代にもいて、その普遍的なものの見方はどの時代でも通用する。 表面的には彼の生きていた時代とは今は変わっているのだろうけれど、底辺に流れるものは驚くほどに変わっていない。女性解放のあたりなんて、今のフェミニストにも言えるようなこと。つくづく、「色っぽい」というのは「エロい」とは違うのだな、と思う。似て異なるものを言及し、鋭く切り込んだかと思いきや、「そんなこと、結局どうだって良いのだよ」と着物の襟元を緩めるような。そういう緩急が、大人だなあと感じる。このひと、さぞかしもてたでしょう。というのは、こんなエッセイを読んでおいてあまりにも陳腐な感想かもしれませんが。良い男ですね、彼は。イメージは豊川悦治。
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