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バートラム・ホテルにて ハヤカワ文庫
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バートラム・ホテルにて ハヤカワ文庫

アガサ・クリスティ(著者), 乾信一郎(訳者)

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バートラム・ホテルにて ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1976/11/15
JAN 9784150700140

バートラム・ホテルにて

¥495

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2025/12/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

古き良き伝統香る英国を感じさせるバートラムホテルという舞台設定にうっとり。 そこから、人間心理に犯罪組織に殺人事件に若さゆえの向こう見ずな若者の無鉄砲な行動が全て絡みあい、余韻を残したラストへ。悪はやはり法の元裁かれて欲しいと願う。 牧師の失踪が前半のほとんどを占め、殺人事件の被害者は撃ち殺されたドアマン1人。それなのに、格式高い読書の楽しみ味わいつつ、最高に痛快なミステリー!

Posted by ブクログ

2025/09/06

「カリブ海の秘密」の旅でミス・マープルがまたしても危険な殺人事件に関わったと知った甥のレイモンドは、きっと驚き呆れ、心配したことでしょうね。そこで、妻のジョーンが、これなら安全でしょうと、バートラム・ホテル宿泊のロンドン旅行をプレゼントしてくれたのではないでしょうか。ミス・マープ...

「カリブ海の秘密」の旅でミス・マープルがまたしても危険な殺人事件に関わったと知った甥のレイモンドは、きっと驚き呆れ、心配したことでしょうね。そこで、妻のジョーンが、これなら安全でしょうと、バートラム・ホテル宿泊のロンドン旅行をプレゼントしてくれたのではないでしょうか。ミス・マープルにとって、14歳の時に泊まった思い出の場所で、当時と変わらぬ佇まいと行き届いたサービスに大満足…だったのですが、彼女の鋭い観察眼は、密やかな不自然というか不可解というか、何かを見つけてしまうのでした。 ロンドンで自由に歩きショッピングと観察を楽しむミス・マープルと関わりなく、宿泊客の訳あり美少女エルヴァイラ、ペニファザー牧師の失踪、警察で話し合われる組織的強盗団、などなどが少しずつつながっていき、遂に殺人が…と言っても、組織を追い詰め犯人を当てるのは、デイビー主任警部であって、ミス・マープルはその眼で見抜いたことをヒントとして提供するにとどまります。ここの所、ブク友さんたちの評価が割れていますが、無理もありません。 私はただ、こういうのもありだな、と思うだけです。ミス・マープルがひと時味わった「昔じぶんが愛し楽しんだ過去へ帰ったよう」な、幻想だと知っていても愛おしいもののことが分かるほど歳をとっているからかもしれません。 関係ないけれど、この本を読む間、私の脳内には、ユーミンこと松任谷由実さんの『時のないホテル』がずっと流れていましたよ。

Posted by ブクログ

2023/10/01

※新訳版読了後。  推理小説の探偵物でよくある光景が警察官が無能であり、探偵の足を引っ張る構図だ。探偵を邪険に扱い(場合が場合なので仕方ない部分もあるが)、的外れな推理をしてんで真実に辿り着けない様な人物や事柄を重宝し、しまいには探偵が解き明かした真実を受け入れ犯人を我が物顔で逮...

※新訳版読了後。  推理小説の探偵物でよくある光景が警察官が無能であり、探偵の足を引っ張る構図だ。探偵を邪険に扱い(場合が場合なので仕方ない部分もあるが)、的外れな推理をしてんで真実に辿り着けない様な人物や事柄を重宝し、しまいには探偵が解き明かした真実を受け入れ犯人を我が物顔で逮捕し、探偵に笑顔を振り撒いて一件落着する。ある種のお約束だ。さて、では、もし探偵がいる中で警察官がとても優秀だったらどうなるのか。答えは「面白味に欠ける」だった。  今作に出てくるオヤジさんこと主任警部のフレッドは優秀であり、完全にマープルが脇役になっている。読者は当然、探偵の活躍を見たい訳で、勿論、今まで上記の様な不平不満を言ってきた訳だがあくまで探偵役、真実を解き明かすのはマープルであり、警察官は彼女の推理に感嘆するというのが大好きだった事に気付いた。今回はバトル警視の様な形が良かったのではと感じてしまう。マープルの存在感が余りにも小さかった。  事件発生までバックボーンにある強盗事件などが取り上げられ、どうやら登場人物達に関係がありそうだという事がわかる。更には昔の様式を現代に受け継いでいるバートラムホテルが舞台となり、マープルは子供の頃訪れたこのホテルを姪からのプレゼントで訪れる事になる。  美しい秩序あるホテルが舞台であり楽しい印象を得る。荘厳ではありながらも何処か現実的ではない何かを感じるホテル。従業員達は一流であり、滞在客は昔の時代からやってきた様な年寄りと外国人達。そこで始まっていく事件。序盤中々何事もおきず、中盤からようやく物語が進行していく。  今作の母娘は印象的で、娘についてはリドルストーリー的な雰囲気で幕を閉じる。後見人など、彼女の幸せん願っている事に間違いはないが、最後は何とも悲劇的な幕切れだった。改めてマープルの関わり方が不明。  作中でマープルがロンドンを満喫している様子は滅多に見られない描写で嬉しく思った。  余りにも広範囲の事件になる為、やはりノンタイトルで整理されたら一級品だった様に思う。ドンデン返しの犯人は想像を超え、最終章だけならクリスティ作品の上位に挙げても良いくらいだ。

Posted by ブクログ