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チベット旅行記(5) 講談社学術文庫267
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1978/10/10 |
JAN | 9784061582675 |
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チベット旅行記(5)
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
明治30年代 鎖国中のチベットに潜入した男がいた 河口慧海 のチベット旅行記 全5巻 5巻はチベットを脱出しインドから海路日本へ
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日本人であることが発覚した著者は、一人の従者を伴ってチベットからの脱出を試みます。途中、関所で足止めされる危機に見舞われながらも無事にインドにたどり着きます。 ところが、著者が出国を果たした直後、チベットでは著者がイギリスのスパイだったのではないかという疑いが起こり、彼と親しく...
日本人であることが発覚した著者は、一人の従者を伴ってチベットからの脱出を試みます。途中、関所で足止めされる危機に見舞われながらも無事にインドにたどり着きます。 ところが、著者が出国を果たした直後、チベットでは著者がイギリスのスパイだったのではないかという疑いが起こり、彼と親しく交流した前大蔵大臣らに対する過酷な取り調べが始まったという知らせがもたらされます。著者はそうした疑いを晴らすため、チベットと親交のあるネパールへと向かい、ネパール大王からチベット法王へ向けての親書を送ってほしいと依頼します。 愚直なまでの信念をもって困難な道を切り開いていく著者の姿に感動を覚えました。
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チベット旅行記、読みました。名著中の名著ですね。 この本は、1900年頃に河口慧海さんというお坊さんが、日本人として初めてチベットを旅したその旅行記なのです。 ただ旅行と言っても、当然今みたいに飛行機でピュッと行って車でいろいろ散策できるわけではないし、そもそもチベットはその頃鎖...
チベット旅行記、読みました。名著中の名著ですね。 この本は、1900年頃に河口慧海さんというお坊さんが、日本人として初めてチベットを旅したその旅行記なのです。 ただ旅行と言っても、当然今みたいに飛行機でピュッと行って車でいろいろ散策できるわけではないし、そもそもチベットはその頃鎖国していて、外国人が入国しようものなら即刻殺害される時代だった訳で、 じゃあこの慧海さんはどうしたかというと、インドからネパールを経由して道なき道を進みチベットに密入国したうえ、更にヒマラヤ地帯の6000メートル級の雪山をただひたすらひとりで歩いてラサ府まで行ったわけです。 はっきり行ってクレイジーです。一節にこうあります。 「雪山で右も左もわからなくなって遭難していたら馬に乗って人が来たから助けを求めたらそれは盗賊で荷物全部盗られていよいよ途方に暮れて足も痛くて歩けなくなって雪も風もすごいし夜になるしいよいよ自分の人生はここで終わりかと思ったのでその場で座禅を組んだらだいぶ楽になって夜を越すことが出来たです。」 っていやいやおかしいだろ、普通死ぬだろ、とツッコミたくなる場面が何回もあります。 そんな信じられない様な苦難を乗り越えてチベットに入国し、慧海さんがその時に見たチベットの実情がありのままに記された、日本の宝とも言うべき本です。 この本に出会えて良かったです、薦めてくれた友人に感謝です。
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