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函館物語 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1996/09/20 |
JAN | 9784087485172 |
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
辻の自己愛爆発な函館物語。でも「海炭市叙景」に通じる寂しさを感じさせるのは、それが函館なんだろう。青函連絡船の乗員からの聞き取りは感動的。大学一年の夏休みに青森の吹田良平君の実家に遊びに行き、ねぶた祭りの後に吹田と友達の三人で連絡線を押すタグボートに乗ったことを思い出した。
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函館に行く新幹線の中で読んだ。発売直後に買って読んでたので、約25年ぶりの再読。函館は入社2年目に3ヶ月ほど仕事で滞在してた思い出の街。その後2度ほど通り過ぎたことはあるが、まともに滞在したのはその時以来。改めて素晴らしい街だということを再認識。そして、このような写真を大々的に取...
函館に行く新幹線の中で読んだ。発売直後に買って読んでたので、約25年ぶりの再読。函館は入社2年目に3ヶ月ほど仕事で滞在してた思い出の街。その後2度ほど通り過ぎたことはあるが、まともに滞在したのはその時以来。改めて素晴らしい街だということを再認識。そして、このような写真を大々的に取り入れた旅の本は大好き。旅心がくすぐられ、登場したいくつかの場所を訪れた。なかなかこれだけ魅力的で好きな街はないかもしれない。驚くことに辻仁成の本はこれ以外読んでいないことに気づいた。函館を舞台にした小説を特に読みたい。函館にて。
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「このガイドブックを装った書は函館を知るためのたんなる旅の手引き書ではない。私の記憶の中にあるもう一つの幻想的な函館へと誘う個人的な秘密の案内書なのだ。私だけが持っているハコダテという異空間へと皆さんを連れだすために本書は書かれた。」 著者が最も多感な時期を過ごした町・函館を再び...
「このガイドブックを装った書は函館を知るためのたんなる旅の手引き書ではない。私の記憶の中にあるもう一つの幻想的な函館へと誘う個人的な秘密の案内書なのだ。私だけが持っているハコダテという異空間へと皆さんを連れだすために本書は書かれた。」 著者が最も多感な時期を過ごした町・函館を再び訪れ、カメラとノートを携えて歩く。旅の楽しみとエスプリに溢れた一週間。 ----- 写真がいい。何気ない(あまり構えていない)スナップでも函館っぽい。行く前に読んでおけばと思ったが、逆に引っ張られていたかも。夜は本当に東欧みたい。 それにしても函館という町は印象的だった。参考までに町の印象を書き添えておく。 『とても心に残る町。神戸と似ていなくもないが、北の漁港というそこはかとない哀しみのようなもの。あがた森魚の「日本少年」が流れてくる。ドック・倉庫・坂・古びた木造の家屋・モダン(だった)建築物・夕暮れ・路面電車・人通りのない夜の町。「港のロキシー」がはやく観たい。辻仁成の「函館物語」を買おう。』 『(翌朝)空港へタクシーで向かう途中、きらめく朝日の中緑の並木道を女子中高生が自転車で通学。なんだか映画の中の出来事のようにさわやかだった。』
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