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リセット

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2008/02/14 |
JAN | 9784575236071 |
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商品レビュー
3.7
55件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男性主役のタイムリープなら、未来の出来事を知っていることから、お金儲け、仕事のキャリア、経済的成功について語られる話が多いと感じる。 女性主役のタイムリープを描いたら。 近代からの男性優位社会が作り上げた「女性のあるべき姿」からくる不満、苦しみ、怒り、無力感。 その、ありとあらゆる呪いをかけられた自分をタイムリープすることでリセットする話になった。 リセットできると思い込んだ。 やり直し人生が始まっても、意識や経験はそのまま受け継がれているので、高校生であっても中身は中年女性。中々、酷な設定だな。 そしてやはり完璧人生なんてないことに気づく。 人生やり直せるなら、でなく 後戻りはできない。(物理的にも) 出来ないからこそ、人生はあなたが選択するのだよ、と結局は突きつけられる。 思い通りにならないことも、選択したから起きたこと。 そんなこと当たり前でわかっていることを 小説にしてしまった。そりゃ共感されるよ。 リセットボタンは過去に戻るボタンはなく、 未来に進むためのスタートボタンしかない。 著者の社会経験が色濃く反映されていると、巻末著者談話から感じた。 男女のそれぞれの生きづらさ、負のドミノの連鎖を止めるためにも、ある本にあった文章を記しておきたい。 「女性差別は女性にだけ悪影響を与えると見られがちだ。しかし、実際には誰にでもマイナスの影響を及ぼす。女性を差別することが男性に対して、男性を差別することが女性に対して、ドミノのように悪影響を与え合うのだ。」 (ニューヨーク精神科医の人間図書館「共感するにも努力がいる」より)
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よくある陳腐なタイムスリップもの…ではなかった!社会派小説だった。 2008年に出版で47歳の主人公達…という事は、だいたい今60代の人達の人生ということになるのかな。47歳から30年前、つまり高3にタイムスリップした話だ。 キャリアウーマンだった薫は結婚して主婦になる人生を、専...
よくある陳腐なタイムスリップもの…ではなかった!社会派小説だった。 2008年に出版で47歳の主人公達…という事は、だいたい今60代の人達の人生ということになるのかな。47歳から30年前、つまり高3にタイムスリップした話だ。 キャリアウーマンだった薫は結婚して主婦になる人生を、専業主婦だった知子は結婚をせずに女優に、高校中退してボロボロになりながら生きてきた晴美は玉の輿にのる…それぞれ思い描いた理想的な人生を歩んだのに、どうもうまくいかない。 あまりに古臭い、わかりやすく男尊女卑の時代で…それに抗おうとする進学組2人と、男尊女卑という概念すらない就職組の1人。 男尊女卑の時代は変わらない。時代が変わることは生きているうちにないかもしれない。そんな絶望的なことを男尊女卑に疑問を抱いたことすらない晴美に言われたことで視点を変えた進学組の2人は流石だと思った。 私がタイムスリップするならいつまで戻ろう。色々夢想してしまう。
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垣谷さん、相変わらず読みやすいー! スルスルスルスル〜と読めます もう寝よう、もう寝ようと思いながら 結局夜更かしして読み切ってしまった。。 寝不足の朝でございます 『リセット』 47歳の女性3人が 高校3年生にタイムスリップして 人生をやり直す話です 病棟シリー...
垣谷さん、相変わらず読みやすいー! スルスルスルスル〜と読めます もう寝よう、もう寝ようと思いながら 結局夜更かしして読み切ってしまった。。 寝不足の朝でございます 『リセット』 47歳の女性3人が 高校3年生にタイムスリップして 人生をやり直す話です 病棟シリーズのようなファンタジーな設定ですが、内容はかなり現実的で、ファンタジー感はありません。 今回は女の人生に焦点を当てていて いかに女性が生きづらいかが いろんな人生の目線から描かれていて 読んでいて女でいることがしんどくなってきました。。 でも読んでしまう。。 タイムスリップした3人は ある種の仲間なはずなのに、 なかなか本音を言わなかったり、 見栄をはったり。 本音と建前、真実と見栄が入り乱れていて 女性特有?のやり取りが面白かったです そして隣の芝生は青いというのか 3人がお互いに持ってる印象と 自分への評価が全然違っているんですよね 人にはそんなによく見えるのか、と。 あとは過去に戻ることで 自分より少し若い母親に対面するわけですが。 目の前に現れて、ようやくその頃の母親の気持ちがわかり、寄り添えるというのが興味深かったです。 50代に近づいても母親は母親というか、、娘から見る母親というものがよくわかった気がします。 さて、自分なら過去に戻るか 戻ったらどうするかーって この本を読んだら考えてしまうわけですが、 私はたぶん戻らないかな? あの時ああだったらと想像する場面はいくつかあるけど、やり直すのはちょっと面倒くさい。笑 それに出産前に戻ってまたあの痛さを経験しないといけないのはやだし 産後すぐの大変さや辛さをまたやり直すのはしんどい。 なにより子どもたちに会えないのはやっぱり嫌です! このままで、できることを頑張ろうと思います!!!(何の決意や) 『もう今の人生からは 逃れられないってことだね』 その通り!!! いつでもそこからやり直せると 元気をもらえる作品でした(^^)
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