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豊臣秀長(上) ある補佐役の生涯 PHP文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 1991/04/01 |
| JAN | 9784569563220 |
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豊臣秀長(上)
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
どちらかというと、上巻は物語風、下巻は史実書風に描かれているが、歴史小説として良く知れ渡る信長〜秀吉史・物語も、あまり中心に据えられない秀長の視点で描かれるところは、新鮮に感じられた。 『巨いなる企て』では、合戦の描写がほとんどなかったが、その後に読んだ本作品では、賤ヶ岳など秀長...
どちらかというと、上巻は物語風、下巻は史実書風に描かれているが、歴史小説として良く知れ渡る信長〜秀吉史・物語も、あまり中心に据えられない秀長の視点で描かれるところは、新鮮に感じられた。 『巨いなる企て』では、合戦の描写がほとんどなかったが、その後に読んだ本作品では、賤ヶ岳など秀長目線での戦略解説的に描かれているところは、読み応えがあった。本作品をよむまでは、補佐役=参謀と漠然と思っていたが、2つはまるで違うものとよくよく教えられた。読んで良かったと思う作品の一つだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秀吉ばかりに目が向いていた時期。せいぜい、謀臣としての竹中半兵衛、黒田官兵衛しか光が当てられていない中、実は秀吉の展開統一の全般を支えた、隠れた補佐役に光を当てた本書は、読者の目からたくさんの鱗を落としたことであろう。 また、小説の形態をとっているが、必ずしもそのような書きぶりではなく、歴史エッセイの趣きも感じさせる。 彼が死んだ途端、坂道を転げ落ちるように秀吉の運気・栄達も下がっていく。謀臣でも、寵臣でもない秀長(長秀)の意義を、組織の盛衰とも併せて叙述する良書である。
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豊臣秀吉の実の弟の話。補佐役として活躍したらしいが、自分も含めてほとんど知られていない。成功者の陰には必ずそれを支える者がいることが理解できた。
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