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強権と不安の超大国・ロシア 旧ソ連諸国から見た「光と影」 光文社新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2008/02/14 |
| JAN | 9784334034399 |

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強権と不安の超大国・ロシア
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
2022/05/07 読み終わった ロシアのことを俺は何も知らないなと思って。 自分が得た新しい視点としては、旧ソ連圏の年配の方々は「ソ連時代の方が良かった、ソ連時代に戻りたい」と思っている層が一定数いるということ、下手したら過半数だということ。確かに、こういう人たちにとっては...
2022/05/07 読み終わった ロシアのことを俺は何も知らないなと思って。 自分が得た新しい視点としては、旧ソ連圏の年配の方々は「ソ連時代の方が良かった、ソ連時代に戻りたい」と思っている層が一定数いるということ、下手したら過半数だということ。確かに、こういう人たちにとっては、ソ連の崩壊(と自由主義化)は、自分の周りの世界や常識がある日突然ガラッと変わり、「これからは自分で考えて自分でお金を稼いで自分で生活してくださいね」と言われたということに等しい。急にそんなことになったら困惑するし、それについていけずに貧困化する人は相当数いるだろうな、と思った。
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廣瀬先生のご専門は、ロシアではなく「旧ソ連諸国」なんですね。 コラムなどもあって、とても読みやすい。 若き日の冒険譚もかっこいい。 アゼルバイジャン始め、どの国も本当に複雑ですが…ご専門地域への愛情を感じました。
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ロシア研究者として、時々メディアにも登場するようになった著者によるロシア・コーカサス地域の情勢について解説した1冊。出版は2008年なので、ロシアのウクライナ侵攻どころか、クリミア侵攻よりさらに以前の本なので、必ずしも現在の情勢を正しく述べているわけではないですが、2008年とい...
ロシア研究者として、時々メディアにも登場するようになった著者によるロシア・コーカサス地域の情勢について解説した1冊。出版は2008年なので、ロシアのウクライナ侵攻どころか、クリミア侵攻よりさらに以前の本なので、必ずしも現在の情勢を正しく述べているわけではないですが、2008年というのはプーチンが最初の大統領任期を終えて、メドベージェフに一旦大統領職を譲った時期で、その後のプーチンの政権運営の基礎となる時期だけに、参考になる内容も多かったです。著者はソ連圏の中でもアゼルバイジャン、アルメニア、グルジアといったコーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた地域)を研究の対象としており、現地に滞在していたからこその情報も豊富です。 ロシアが伝統的に周辺国家の政治的混乱や、エネルギー供給を利用して影響力を保持してきたこと、密告・監視を主としたKGB体質が色濃く残っている事、そのような闇の一面に一方で、ソ連時代の方が教育等の公共サービスが無料であり公務員のモラルが維持されていて、ソ連崩壊後の方が周辺国では治安が悪化したので、ソ連時代を懐かしむ人たちも多い事など、多くの側面を紹介しています。 意外だったのはコーカサス地域の国々は非常に親日的である(った)事実です。コーカサスの国々は長年ロシアと領土問題を抱えており、北方領土問題でロシアと対峙する日本に共感を覚える関係であって、さらに日露戦争で一旦はロシアに勝利した事が神話的に信じられているとの事。さらに日本が国際的には中立的な立ち位置と認識されているので、援助等も下心のない物として受け取られていたようです。 著者が現地滞在中に遭遇した体験(列車で国境を越えようとして乗務員に襲われかけたり、空港でテロリストと間違えられたり)なども紹介されていて、私とほぼ同年代の女性(本書執筆時は30代)が治安の悪いコーカサス地域を一人で動きまわるには、相当危険な目にも遭われたようですが、自分の目と耳で集めた情報を基にしているだけに説得力がありました。本書後半には、今後の展開としてプーチンが石油・ガスといった資源をフルに外交カードに利用しつつ、大統領の再選を目論んでいるとの予測を述べられていますが、まさにその通りの展開になっていることが、著者の情勢分析の正確さを物語っている気がします。
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