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日本人の美徳 誇りある日本人になろう 宝島社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2008/02/09 |
JAN | 9784796661201 |
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日本人の美徳
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
日本人が失ってしまったもの、美しい言葉、恥じらいの気持ち、他人への思いやり、家族の形。挙げたら切りがないが、時代の変化とともに日本人が大きく変わったと感じるのは近代以降、特に欧米に遅れながらも明治維新によって産業・技術が飛躍的に発展し、富国強兵が高らかに叫ばれるなか、海外に植民地...
日本人が失ってしまったもの、美しい言葉、恥じらいの気持ち、他人への思いやり、家族の形。挙げたら切りがないが、時代の変化とともに日本人が大きく変わったと感じるのは近代以降、特に欧米に遅れながらも明治維新によって産業・技術が飛躍的に発展し、富国強兵が高らかに叫ばれるなか、海外に植民地を求めて打って出たあたりからではないだろうか。日本は四方を海に囲まれ、海運、航空技術が発達する以前は、ヨーロッパやアジアの他の国と比べて他の民族、文化、言葉に触れる機会が少なかっただろう。必然的に日本という島国の中で人々が平穏安定的に暮らすには、他者との共存が重要になってくる。家族、隣人を愛し、食べ物を分け合い、困った時には村の仲間が助けてくれる。そんな時代には他者との「共存」を如何に柔軟・強固に作り上げるかに重きが置かれたであろうことは容易に想像できる。 日本が太平洋戦争へと突き進み、敗戦を経験したものの戦後の脅威的な発展により一躍世界のトップクラスの経済に上り詰めた。その過程で海外との友好関係を再構築し、日本海外双方向への文化交流が頻繁になり、世界がネットワークで結ばれるようになる。当然の如く、国民は日本とは異なる文化に興味を持ち、熱狂しつつ真似ていく。特に探究心の塊である若い世代ほど、強く憧れ、自らに取り入れようとしたのではないか。家屋は鉄筋コンクリートに代わり道路はアスファルトの片道3車線、テレビの中では日本人とは違う顔をした外国人が、吹き替えで日本語を話している。国会議員までもがカタカナばかりで一体何を言いたいのか分かりづらい。なぜ日本語で喋らないのか。亡くなった安倍元首相が「美しい日本」を掲げた際には少し期待感はあった。だがそれは、美しさの定義が現代日本の流行りモノを基準としてるようで、決して今の日本が古き良き時代から見て憧れる美しい国とは言い難い。愛国心を育てる背景にも憲法改正と日本の軍事力強化(覇権主義とまでは言わないが)がチラついてるようで、一体どこへ向かうんだという不安が付き纏う。残念ながら道半ばにして亡くなってしまったという事もあるが。 本書筆者の櫻井よしこ氏は「今日の出来事」で見る、知的ではっきり物事を言う強い女性、各種著書で感じる明確に物申す男まさりな雰囲気が漂っている。本書の中に見る同氏は、それとは対照的に優しさと思いやり、しなやかさに満ちた方であることがわかる。海外生活の際に感じた日本人らしさを改めて見つめ直し、そこに自身の母の教えを絡めてストーリーは進んでいく。氏が志したことや考え方、生き方、その根底には、常に周囲に対する気配りや優しさが滲み出ている。やはり強い女性ではあるものの、そうさせているのは、自身がいつも10年先のあるべき姿・ビジョンを持ち、そこへ向かう道のりをくよくよせずに進み続ける前向き思考があるようだ。また海外生活で日本的な考え方・行動が失われる姿を客観的に眺める事もできたであろうし、それへの危機感が氏を突き動かしてきたのではないだろうか。 技術進歩や異文化交流は社会の構造を変え、そこに住まう人々を中庸的な姿に変えていく。これはやむを得ない事ではあるが、サミュエル・ハンチントンが定義した、世界の他の文明・文化とは異質な「日本文明」とその基礎にある日本的なものの考え方、行動を今一度考え直してみるべきと感じた。きっとそこには隣人には家族と同じように接し、親元で暮らしす中で祖父母や両親の死の間際までも共に過ごす家族の在り方、共存を支える何か大切なものが見えてくるに違いない。孤独死が社会問題化する現代日本とは違った形がそこにはあるはずだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
書かれていることは大切なことばかりです。でも月並みな感じで、キレがなく、さっと一読しました。櫻井よしこ「日本人の美徳」、誇りある日本人になろう、2008.2発行。共感箇所は: 責任をおざなりにした戦後憲法。憲法第3章「国民の権利及び義務」。権利が19回、自由が9回、義務が3回、責任が3回。確かに権利と自由ばっかり。
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少し古い本ですが面白かったです。 「夢」を実現するために今の収入を捨てる勇気はなかなか持てないと思います。 しかし時間は有限で限られた時間で金儲けを優先してしまうと自分の「夢」に向かって動けないんですよね。 特にその「夢」が自分の「使命」と明確に結びついているときは何をか言わんや...
少し古い本ですが面白かったです。 「夢」を実現するために今の収入を捨てる勇気はなかなか持てないと思います。 しかし時間は有限で限られた時間で金儲けを優先してしまうと自分の「夢」に向かって動けないんですよね。 特にその「夢」が自分の「使命」と明確に結びついているときは何をか言わんやです。 最近は嫁ブロックなる言葉が流行ってますが自分の夢を目標に落とし込んで説明を続けるときっと先につながるものと思います。
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