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火星人ゴーホーム ハヤカワ文庫SF213
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1976/11/15 |
JAN | 9784150102135 |
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火星人ゴーホーム
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商品レビュー
3.5
16件のお客様レビュー
1人の例外もなく、口が悪く、挑戦的で、こうるさくて、胸糞が悪くなる(略)火星人達の巻き起こす狂乱が非常にアホらしく素晴らしい。 手は出さず、茶化すだけ茶化して引っ掻き回す様はモンティパイソン的な楽しさ。 ただ多分に出オチなので、長編としてもたせるのは若干苦しかったようにも思う。 ...
1人の例外もなく、口が悪く、挑戦的で、こうるさくて、胸糞が悪くなる(略)火星人達の巻き起こす狂乱が非常にアホらしく素晴らしい。 手は出さず、茶化すだけ茶化して引っ掻き回す様はモンティパイソン的な楽しさ。 ただ多分に出オチなので、長編としてもたせるのは若干苦しかったようにも思う。 現代版にして各国おちょくっても面白そう。 訳文めっちゃ読みやすいし名調子。
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アイデアは陳腐化しているかもしれないけれど、読ませる力はあるので、新刊本で入手できるようになるといいなあ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人間をいらだたせることが目的なのではないかと思われる、自称火星人が地球に現れる。その数は地球の人口30億人に対して10億人。しかし、火星人の声は聞こえ、姿は見えるが、触れることはできないという不思議なものだった。 SF作家のルーク・デヴァルウのもとにも一人の火星人が現れるが、その時、ドアをノックした。触れることのできない火星人がドアをノックできたのはなぜか?ルークは西部物の新作を書き始めるが、火星人の邪魔にあい発狂してしまう。そして、火星人の記憶だけを忘れ、火星人だけの声が聞こえず、姿が見えなくなる。精神科の医師はそんなルークをうらやましくさえ感じた。 ルークは自分以外のすべての人達に火星人が見えていることを知り、その原因を探る。火星人はSF小説を書こうとしたときに自分が創りだしたものではないかと考える。さらに、この世界すべてが自分の想像の産物だと考えた。そこで、彼はこの世界をもとに戻すべく、火星人に最初に出会った状況を再現する。同時にアメリカ人発明家が火星に向けて対地球圏外陽子超振動器を用い、アフリカのとある部族では火星人を追い払う儀式を行った。そのどれが功を奏したのかは不明だが、火星人達は全て消え去った。 ユーモアの強い作品として有名だが、そのあたりはあまり感じなかった。もっとも印象に残ったのは、ルークがこの世界すべてが自分の創りだしたものではないかと感じる瞬間で、そこまでの世界とそこからの世界のとらえ方がひっくり返される場面だ。
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