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尾崎放哉全句集 ちくま文庫
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尾崎放哉全句集 ちくま文庫

尾崎放哉【著】, 村上護【編】

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尾崎放哉全句集 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/02/10
JAN 9784480424181

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4.6

10件のお客様レビュー

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2024/03/31

寂しさの中にあるおかしみ。 児の鮮やかな描写。 蚊。 とても好きな句が「孤独の俳句」の中になかったもので二十一句あった。

Posted by ブクログ

2023/02/10

少し関心を覚え、入手してみて、ゆっくりと読んでみた一冊である。 「自由律俳句」と呼ばれる系譜の作品が在る。本書はその作品を多く掲載した一冊である。尾崎放哉(おざきほうさい)による作品として伝わっている句を殆ど網羅し、一部の随想や書簡も掲載している。そして詳しい年譜と解説が在る。 ...

少し関心を覚え、入手してみて、ゆっくりと読んでみた一冊である。 「自由律俳句」と呼ばれる系譜の作品が在る。本書はその作品を多く掲載した一冊である。尾崎放哉(おざきほうさい)による作品として伝わっている句を殆ど網羅し、一部の随想や書簡も掲載している。そして詳しい年譜と解説が在る。 「俳句」と言えば、「“5・7・5”の定型で“季語”が入るモノ」ということを思い浮かべるかもしれない。これに対し、「感情の自由な律動を表現する」という意図で「定型に縛られずに作られる俳句」を「自由律俳句」と言うのだそうだ。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)という俳人が提唱者であるという。 この「自由律俳句」の系譜となる作品を残した俳人として知られている種田山頭火が在って、最近も山頭火の句集を紐解いてみた経過が在った。 俳句の約束事というようなモノを排した「一行詩?」のような感で、何処かを歩きながら、ふと漏れる言葉のような、少し独特なリズム感が在る山頭火の作品に何処となく惹かれるのだが、「他の人による、この種の“自由律俳句”の作品?」と思うようになった。そして出くわしたのが尾崎放哉である。 「感情の自由な律動を表現する」という意図で「定型に縛られずに作られる俳句」だが、「(作者の)内に在るモノを表現する一行詩」という感でもある。戦時中に「自由律」を「内在律」と言い換えた経過も在ったらしいのだが。 本書に在る尾崎放哉の作品は、「(作者の)内に在るモノを表現する一行詩」ということを少し強めに感じた。尾崎放哉は41歳で静かに他界してしまったというようだが、そこへ至った「流転の経過」というようなことへの想いが滲む感の作品が見受けられる。そして、そういう句を詠むようになって行く経過、習熟へ向けた執念、或いはそういう活動を地道に続けることを「拠所のようにしていた?」ということも感じられた。 尾崎放哉は「明治時代のエリート」と呼び得る存在だった。鳥取池田家中の武士の流れを汲む家に産まれ、父は官吏であった。本人は東京帝国大学に学んでいる。 尾崎放哉は文芸を愛好する青年として、普通な俳句も詠んでいたが、年長の学友でもあった荻原井泉水が唱える「自由律俳句」に傾倒して行くこととなる。 大学を卒業後は保険会社の仕事等、幾つかの仕事を経験することになる。「酒の上での失敗」、更に「半ば酒に溺れて真面に働いているとも言い悪い様子も見受けられた」という話しが伝わるようだが、何れの仕事でも余り巧くは行っていないようだ。そして、大陸での仕事に携わった際に体調を崩してしまったというような経過が在った。病気を抱えて弱っているような状態で帰国した後、妻と離れて1人になり、遁世の暮らしになったという。若かった頃、将来を誓った女性が在って、その女性が従妹で血縁関係が在ることから一族の中で大反対ということになってしまい、そこから屈折したのではないかと推察はされているようだ。 或いは「エリート」の矜持という他方、掴み得た様々なモノを零すようなことを繰り返し、またはそういう何かを棄てるかのような振舞いに及び、終には健康も害して思うように何かが出来るということでもない境涯の尾崎放哉である。そういう境涯の中、句作を「残る生」の拠所のようにしていたかもしれない。句集は没後に荻原井泉水が択んで纏めて発表されたようであるが、その荻原井泉水に向けて尾崎放哉は「句稿」というように、多数の句を書き綴ったモノを送り続けていた。 解説や年譜も含めてゆっくりと読み、幾つか記憶に止めたい句にも出くわしたと思う。幾つか挙げると「一日物云わず蝶の影さす」、「沈黙の池に亀一つ浮き上る」、「漬物桶に塩ふれと母は産んだか」、「咳をしても一人」、「掛取も来てくれぬ大晦日も独り」というような辺りが気に入った。棄てたのか、零したのか、何も無いような境遇に向かって、そういう中での孤独、自身を見つめる悔恨とも諦観とも判じかねるような感の言葉が、何か迫る。 尚、本書には収録された句の索引が在る。辞書の方式に、50音順でキーワードが並べられている。これは好いと思う。 こういうような“句集”というのは、自身の読書の傾向の中では少し特殊になるかもしれないが、時には好いかもしれない。

Posted by ブクログ

2022/02/19

尾崎放哉さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 尾崎 放哉(おざき ほうさい、本名:尾崎 秀雄〈おざき ひでお〉、1885年〈明治18年〉1月20日 - 1926年〈大正15年〉4月7日)は、日本の俳人。『層雲』の荻原井泉水に師事。種田山頭火...

尾崎放哉さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 尾崎 放哉(おざき ほうさい、本名:尾崎 秀雄〈おざき ひでお〉、1885年〈明治18年〉1月20日 - 1926年〈大正15年〉4月7日)は、日本の俳人。『層雲』の荻原井泉水に師事。種田山頭火らと並び、自由律俳句のもっとも著名な俳人の一人である。鳥取県鳥取市出身。大正15年、4月7日(大学時代の恩師・穂積陳重と同日)に南郷庵で死去。死因は癒着性肋膜炎湿性咽喉カタル。 享年41とのことです。 尾崎放哉さんの有名な俳句に、 咳をしても一人 がありますが、この句を私は、孤独を感じる時に、思い出したりします。 尾崎放哉さんが、どのような時に、この句を作ったのだろうかと考えたりします。 問題行動の多かった俳人と言われていますが、本人的には生きづらかったのか、自由気ままに生きて楽しかったのか、その辺はわかりません。 ただ、今でも俳句が残っていることを思うと、幸福な俳人なのかもしれません。

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