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ソウル打令 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 1998/04/30 |
JAN | 9784198908935 |
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ソウル打令
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共同通信のジャーナリストであり韓国人女性と家庭をもった著者が紹介する1980年代後半から90年代前半の韓国。オリンピックも成功させ民主化後の時代という認識でいたんだけど、盧泰愚政権下の1991年においても何人もの学生たちが不正打倒を訴え焼身自殺するようなことがあったのか。ちょっと...
共同通信のジャーナリストであり韓国人女性と家庭をもった著者が紹介する1980年代後半から90年代前半の韓国。オリンピックも成功させ民主化後の時代という認識でいたんだけど、盧泰愚政権下の1991年においても何人もの学生たちが不正打倒を訴え焼身自殺するようなことがあったのか。ちょっと考えてみれば、ガラッと一気に民主化なるわけじゃないけど、自分がまったく知らなったことだったのでちょっとした衝撃。 もうひとつ驚いたのが在韓華僑差別の稿。世界のどこでも太い根を張ってるはずの華僑が当時の韓国ではひどい扱い。いまは労働力確保の点からも外国人受け入れに日本よりは積極的な韓国だからもうこんなことはないと思うけど、転換期の旧習にしても不動産も1軒しか持っちゃいけないとか怖いくらい露骨すぎる。 本を書くような韓国通の日本人というと無頼派的な個性をもちつつ、韓国のここが悪い、あそこがもうひとつといった書きぶりが多い気がするんだけど、平井さんは韓国びいきに寄った感じだし誠実そうで読み心地がよかった。日韓は二者だと危うい仲だけど、もう一国とのかかわりを考えると仲よくなるというのもうなずけるし、以下の4つの問題提起(p.316)もうなずける(どころか30年近くたってもあんまり変わってない……)。 ・韓国はもっと「論理」をもって日本を批判して頂きたいし、日本はもっと「情理」をもって韓国を理解しなくてはならないのではないか ・韓国側は日本の現実をもっと見て頂きたいし、日本側はもっと歴史認識をもってものごとを見る必要があるのではないのか ・ナショナリズムの問題 ・情報のキャッチボールをする中での情報の変質や歪曲を日韓双方ともチェックする必要があるのではないか 一方で、ちょっとお行儀よすぎな感じも。こんなこと解説……っていうか巻末エッセイで書くかとも思うけど、黒田勝弘さんが気に食わないところとして挙げた「戦後日本の進歩派的な紋切り型の感想(?)が散見される」というのは若干わかる気が。 それにしても、副題からすると90年代から「反日」「嫌韓」ってことばがあったのか……という悲しさ。平井さんは「建前反日、本音親日」な韓国と「建前親韓、本音反韓」の日本みたいなこと言ってるけど、これもうなずける。日本ではほんと「えっ、この人ですら」みたいな感じで嫌韓発言に出くわすけど、何度も行った韓国で嫌な思いしたことないもん。
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韓国と言う政治的にやっかいな国に住む人たちとは、どんな事を思って暮らしているのだろう。 この本は韓国の人を妻にした著者が、韓国の人たちと付き合う中で、いろいろ思うところを書いているので面白い! 私が出会ったのは良い人だったので、韓国人に対する悪い印象は無い。韓国映画も好んで見るし...
韓国と言う政治的にやっかいな国に住む人たちとは、どんな事を思って暮らしているのだろう。 この本は韓国の人を妻にした著者が、韓国の人たちと付き合う中で、いろいろ思うところを書いているので面白い! 私が出会ったのは良い人だったので、韓国人に対する悪い印象は無い。韓国映画も好んで見るし、邦画は負けているなぁと言う思い。そこに住む大衆の持つ喜怒哀楽はそんなに変わらない。ただ、国家と言うものを通すと、ややこしくなる。 お互いもっと理解したうえで付き合わなければと強く感じた。
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