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坂口安吾 ちくま日本文学009
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坂口安吾 ちくま日本文学009

坂口安吾【著】

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坂口安吾 ちくま日本文学009

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/02/08
JAN 9784480425096

坂口安吾

¥330

商品レビュー

3.9

30件のお客様レビュー

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2024/03/01

諸君は偉大なる風博士を御存知であろうか? 御存知じない。それは大変残念である。 そして諸君は禿頭以外の何者でもない彼を御存知であろうか? ない。 嗚呼、それは大変残念である。 諸君、彼は禿頭である。しかり、彼は禿頭である。然るに、禿頭なのである!

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2023/09/02

小説やエッセイを収録した坂口安吾の作品集。 坂口安吾というと「アウトロー」のイメージが強いが、現実の生活に根差した作品をユーモラスに描いているという印象。 (戦時下に「法隆寺も平等院も焼けてしまって一向に困らぬ。」と書いていて、当時の体制においては「アウトロー」ではある。) ...

小説やエッセイを収録した坂口安吾の作品集。 坂口安吾というと「アウトロー」のイメージが強いが、現実の生活に根差した作品をユーモラスに描いているという印象。 (戦時下に「法隆寺も平等院も焼けてしまって一向に困らぬ。」と書いていて、当時の体制においては「アウトロー」ではある。) 装飾ではなく必要からくる実質こそがほんとうの美を生むと説く「日本文化私観」、働かない夫にかわり妻が奔走する居酒屋をめぐる出来事を描いた「金銭無常」が特に面白い。

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2022/12/13

『新潮』に新発掘の安吾の探偵小説が掲載される、と聞いて読んでみようかと思ったところ、むしろ、今までまともに安吾を読んでこなかったなと思い直してこちらを読んだ。『桜の森の満開の下』くらいしか既読がなかった。 『白痴』『堕落論』『日本文化私観』あたりの迫力がすごかった。『勉強記』など...

『新潮』に新発掘の安吾の探偵小説が掲載される、と聞いて読んでみようかと思ったところ、むしろ、今までまともに安吾を読んでこなかったなと思い直してこちらを読んだ。『桜の森の満開の下』くらいしか既読がなかった。 『白痴』『堕落論』『日本文化私観』あたりの迫力がすごかった。『勉強記』などの自伝的なものも面白い。著作はものすごい量だけどもっと読みたいなと思った。安吾、面白かった。 ところで『勉強記』の比較的頭の方に「尾籠な話で恐縮だが」で始まる文があり、どうもこの言葉には三島の日記のイメージが強くて、面白くなってしまった。次は三島を読もうかな…。

Posted by ブクログ

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