凶手 ハヤカワ文庫

アンドリュー・ヴァクス(著者), 佐々田雅子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 1998/04/10
• JAN: 9784150796075

商品レビュー

2012/03/15

凶手

[SPONGIEST!]

バークシリーズで有名な著者の長編作品。
やはり根底には児童虐待に対する啓発が存在します。

2022/02/11

仕事のオフシーズンに、馳星周『不夜城』三部作を読み返そうと思い立ったところで、どうしてもこの作品を再読しなければ、という思いに駆られて。翻訳が出た時にペーパーバックで読んだのだが、今回は翻訳で読了。これぞノワール、これぞハードボイルドの文章。やっぱり痺れる。この最後の一行に、馳星周の『不夜城』の最後の一行が呼応しているのだと思う。

2012/06/24

アンドリュー・ヴァクスは初めて読んだ。
凶手＝殺し屋であるが、主人公は素手で人を殺めるという、言葉のイメージそのもの存在。
殺しをしないときはストリッパーの彼女と美人局をしながら稼いでいるのだが、ミスを犯して刑務所に入れられる。
出所したときには、彼女は行方を消していた…
因みに原書タイトルは「SHELLA」でその彼女の名前となっており、主人公が彼女を探し求めて、成り行きで人を殺し続けるといったもの。
とはいっても、殺伐とした感じはあまり持たなかった。自分の欠片を捜し求めるという、その部分が琴線に触れたのかも。