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一色一生 現代日本のエッセイ 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1994/01/10 |
JAN | 9784061962569 |
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一色一生
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4.3
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一生を色とともに生き…
一生を色とともに生きる染織家・志村ふくみさん。静かで穏やかで、それでいて奥深い世界が広がっています。
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「衣」に注目して、集った本たち(3) 『一色一生』(志村ふくみ著)(Recommended by Satsuki Tanaka) 志村ふくみさんは現在98歳、染織を始めたのは31歳のとき、その技と精神を後世に伝えようと学校を開設したのは88歳のときでした。工芸の仕事はひたすら...
「衣」に注目して、集った本たち(3) 『一色一生』(志村ふくみ著)(Recommended by Satsuki Tanaka) 志村ふくみさんは現在98歳、染織を始めたのは31歳のとき、その技と精神を後世に伝えようと学校を開設したのは88歳のときでした。工芸の仕事はひたすら運・根・鈍につきると言います。極道!道を極めようとすると限界は無しですね。 「植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が、色をとおして映し出されているのではないか」「私たちの仕事は、色を染めることから始まります。それは地球を形作る三つの要素、動物、植物、鉱物の力で成り立っています。糸は蚕の繭(動物)から、色は草木(植物)から。その両者をつないで定着させる媒染剤には金属(鉱物)も使われます」「私たちの織物の命は地球の恵みである色にあります。色を深め、その組み合わせを究めていくと、色はものがたりを語りはじめます。さまざまなものがたりを共有の夢として織り上げる。それが私たちの願いです。」 志村さんの染織に向き合った言葉は深い。哲学ですね。
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色がいかにその都度その都度だけの性格でもって現れ出るかということ。色は生きていて、染め手の生き様をうつしとるのだということ。相対する事物(本書では色や糸や、紡ぎ・染め・織りの営みそのもの)に、ここまで精神を集中させたエッセイは読んだことがなかった。ページが焦げて穴があきそうなくら...
色がいかにその都度その都度だけの性格でもって現れ出るかということ。色は生きていて、染め手の生き様をうつしとるのだということ。相対する事物(本書では色や糸や、紡ぎ・染め・織りの営みそのもの)に、ここまで精神を集中させたエッセイは読んだことがなかった。ページが焦げて穴があきそうなくらい濃密。
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