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超・殺人事件
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2001/06/22 |
JAN | 9784106026492 |
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超・殺人事件
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商品レビュー
3.9
51件のお客様レビュー
「東野圭吾」の短篇集『超・殺人事件』を読みました。 「東野圭吾」作品は、2月に読んだ『秘密』以来ですね。 -----story------------- 新刊小説の書評に悩む書評家のもとに届けられた、奇妙な機械「ショヒョックス」。 どんな小説に対してもたちどころに書評を作成する...
「東野圭吾」の短篇集『超・殺人事件』を読みました。 「東野圭吾」作品は、2月に読んだ『秘密』以来ですね。 -----story------------- 新刊小説の書評に悩む書評家のもとに届けられた、奇妙な機械「ショヒョックス」。 どんな小説に対してもたちどころに書評を作成するこの機械が、推理小説界を一変させる―。 発表時、現実の出版界を震撼させた『超読書機械殺人事件』をはじめ、推理小説誕生の舞台裏をブラックに描いた危ない小説8連発。 意表を衝くトリック、冴え渡るギャグ、そして怖すぎる結末。 激辛クール作品集。 ----------------------- ブラックユーモア溢れる、以下の8篇が収録されています。 ■超税金対策殺人事件 ■超理系殺人事件 ■超犯人当て推理小説殺人事件 ■超高齢化社会殺人事件 ■超予告小説殺人事件 ■超長編小説殺人事件 ■魔風館殺人事件 (超最終回・ラスト五枚) ■超読書機械殺人事件 以前読んだ『怪笑小説』、『毒笑小説』、『黒笑小説』を思い出しましたね。 それぞれの感想を簡単に記録しておきます。 ≪一部ネタバレあり!≫ 『超税金対策殺人事件』は笑ったなぁ。 突然売れっ子になった作家が税金のことを考えず収入を使い切ってしまい、税金対策のために、ハワイ旅行や温泉旅行、洋服代、実家の風呂や自家用車の修理代等を全て必要経費として扱う為、連載中の小説の筋を大きく変えて、小説の中に無理矢理、自分の旅行先や購入したモノを登場させていく。 北海道を舞台とするはずだった『氷の街の殺人』という物語の舞台が突然ハワイになったり、温泉になったりとムチャクチャな展開になったが、なんとか必要経費として確定申告を実施、、、 ところが大半は経費として認められず、連載も打ち切りになり、仕事の依頼もなくなるという哀しい結末でした。 『超理系殺人事件』の超理系な内容は読み飛ばしちゃいましたね。 私なら容疑者にならずに済みますね。 『超犯人当て小説殺人事件』は編集者に同情する作品でしたね。 原作者にも犯人がわからない小説の犯人当てをさせられるなんて… 殺意を抱いた編集者の気持ちもわかります。 『超高齢化社会殺人事件』は『超税金対策殺人事件』以上に笑ったなぁ。 活字でこんなに笑ったのは久しぶりです。 読書離れがさらに進み、誰も作家になりたがらず、昔の作家が九十歳や百歳になっても小説を書き続けている社会… 作家のボケが進み、同じ人物が何度も殺されたり、登場人物の女性がいつの間にか男性になったり、別なシリーズの探偵が登場したりとムチャクチャな展開に、、、 そして、ムチャクチャな展開の作品を校正していた編集者も高齢化し… 相変わらずブラックなオチでした。 読んだのが通勤電車じゃなくて自宅で良かったなぁ。 嫁さんからは冷たい視線を投げかけられましたが・・・ まぁ、通勤電車で他人から冷たい視線を浴びせられるよりはイイですよね。 『超予告小説殺人事件』は売れないミステリー作家の悲喜劇。 雑誌に連載中の小説『殺しのコスチューム』で描かれる連続殺人と類似したシチュエーションで連続殺人事件が発生、、、 そのお陰で小説は大ヒットするが、いつの間にか犯人に小説をコントロールされ始め、作家は最終回で犯人を自殺に追い込もうとするが… 編集者の方が作家よりも一枚上手でしたね。 『超長篇小説殺人事件』も笑える作品でした。 中編~長編作品を大長編作品に仕立てて話題性を作ろうとする編集者の試み… ライバル作家との競い合いがエスカレートして、遂に重量8.7キログラムの世界最重量ミステリー作品が誕生。 とても持ち歩けませんよね。 『魔風館殺人事件(超最終回・ラスト五枚)』は3ページのショートショート風の作品。 肝心のトリックを考えずに密室殺人事件を描き、連載最終回で苦悩する推理作家… 結局、作者急逝により未完のまま連載終了、、 これしか手段がなかったのかもしれませんが、辛い結末でしたね。 『超読書機械殺人事件』は高機能読書マシン「ショヒョックス」を巡る物語。 書評や文学賞のみならず、読書って、そもそも何なんだっけ… と考えさせられる作品でしたね。 笑えて、そして、怖い… と思えるブラックユーモア溢れる作品群でした。
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随分前に、遊びが多い東野圭吾作品と教えてもらっていて、先日ようやっと見つけた。書かれているのが20年前なので若干のネタの古さはあるにせよ、これをガリレオと同じ作者が書いてるんですかー?ってなる(恥ずかしながら、ガリレオシリーズは本では読んだことはないのだが)。 メタい話だった...
随分前に、遊びが多い東野圭吾作品と教えてもらっていて、先日ようやっと見つけた。書かれているのが20年前なので若干のネタの古さはあるにせよ、これをガリレオと同じ作者が書いてるんですかー?ってなる(恥ずかしながら、ガリレオシリーズは本では読んだことはないのだが)。 メタい話だったり、斬新な連載小説だったり、皮肉が効いていたり。文系だったので、「超理系〜」は、ほぼサーっと流して読んでいたのが正直w生物学系が少しついていけたかな。。。 追記:本の厚さで言ったら、京極先生は常連になるのでは……?!
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かなり古い作品ばかり。ワープロとかテレフォンカードとか、時代を感じます。ストーリーもとっても軽くてあっという間に読めました。これも東野氏の膨大な引き出しの一つですね。最高にふわふわしたカササギ殺人事件のような印象を受けました。
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