もう誘拐なんてしない

東川篤哉【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2008/01/30
• JAN: 9784163267104

商品レビュー

2025/09/04

漫画を無理やり小説にしたような感じ。
会話が多くて話がなかなか進まず、それぞれのキャラ設定もやりすぎな感じがあって私には合わなかった。特に皐月の「〜だぜ！」という口調とか、男勝りな性格を伝えたいのは分かるけど…。

ネタっぽい会話が多いせいか内容が頭に入らず流し読み。さぁ笑ってください！と言わんばかりにこれでもかと散りばめられたギャグ？ボケ？にも全くハマらず疲れてしまった。
話のメインかと思っていた狂言誘拐は割とあっさり終わり、最終的に若頭殺しの犯人探しで皐月が主人公のようになってしまい、取ってつけたような動機もイマイチだしなんだかよく分からないまま終わった。

終始コミカルなテンポで進むので映像で見る方が良さそう。

2025/04/14

爆笑爆笑、オチでひたすら爆笑したのが本作。
昔の記憶を掘り出せば、バスの中で大笑いして恥ずかしい思い出をしたものです。
笑いのツボを綺麗に突かれてしまってもう大変。
特定の一文が綺麗にハマってしまって、本を開いては笑って閉じて、また開いて笑って閉じて、なかなか先に進めませんでした。

東川篤哉先生の著作はどれも軽快にリズミカル、ライトでポップな印象を抱きますが、こちらも漏れることなく、読みやすい。
やっぱり「笑える」ことはいつにおいても最強なのです。

私にとって、東川篤哉先生作品との出会いはこちらの作品になるので、『謎解きはディナーのあとで』や『烏賊川市シリーズ』も楽しく読むけれど、原点はこちら。
本作を好きな方は、きっと鵜飼探偵たちも好きなはず。鵜飼探偵たちが好きならば、本作もきっと好きなはず。

2024/08/24

昔読んだしドラマも見たが話を覚えていなくて再読。ストーリーはそこそこ。平和な話のように見えて意外と血が流れる