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科学の哲学 放送大学教材
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
| 発売年月日 | 2004/03/01 |
| JAN | 9784595237546 |
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科学の哲学
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2011 4/5読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りて読んだ。 図情図書館の復旧作業をしていて、このへんの棚の本(401)をもっとちゃんと目を通しておきたいなあと思ったこと、加えて博論で研究と社会のかかわりについて触れないわけにはいかなさそうなこともあって突発的に始めた科学哲学...
2011 4/5読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りて読んだ。 図情図書館の復旧作業をしていて、このへんの棚の本(401)をもっとちゃんと目を通しておきたいなあと思ったこと、加えて博論で研究と社会のかかわりについて触れないわけにはいかなさそうなこともあって突発的に始めた科学哲学/科学社会学復習キャンペーン第一弾。 放送大学のテキスト、ということできっと読みやすいだろうと思ってまずはこの本から始めた。意外にも野家先生の本を読むのは初?(講演は聞いたことあり/その際の資料を読んだことも) 予想に違わず教科書なので要点に絞られていて読みやすい+参考文献も明示されているので先に進みやすい。 それでいて読んでも面白いってんだから実に有難い本。 博論的に重要なのは7章・14章・15章あたりなのだけど、他の章もページを繰る手が止まらなかった(もちろん既知の内容もあるのだけど、それはそれでいいおさらいになった)。 しかし参考文献にあげられる頻度を見ると、これは村上陽一郎先生の本も読まねばならなさそうであるな・・・
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●演繹法は論理的必然性を持つので、そこから得られた結論は絶対的真理の資格を持つ。一方、帰納法は蓋然性を免れない。 ●決定論的自然観は、「数学の危機」と「物理学の危機」に突き当たる。数学の危機は、非ユークリッド幾何学の発見と集合論における矛盾の発見によってもたらされた。非ユークリッ...
●演繹法は論理的必然性を持つので、そこから得られた結論は絶対的真理の資格を持つ。一方、帰納法は蓋然性を免れない。 ●決定論的自然観は、「数学の危機」と「物理学の危機」に突き当たる。数学の危機は、非ユークリッド幾何学の発見と集合論における矛盾の発見によってもたらされた。非ユークリッド幾何学の発見は「形式主義」の思想を生む。一方、物理学の危機は、古典物理学的世界像が成り立たない現象の出現であり、そこから量子力学が生まれていった。 ●「科学の危機」を受けて、科学を再検討しようという動きが論理実証主義を生む。論理実証主義者が区別しようとしたものは、(1)「発見の文脈」と「正当化の文脈」の区別。科学哲学は「発見の文脈」に関知しない。(2)「科学的命題」と「形而上学的命題」の区別。科学的命題は数学のような形式科学と、物理学のような経験科学がある。形式科学はトートロジーであり、それはこの世界の形式的・論理的構造を示す。経験科学は有意味な命題であり、経験的手続きによって検証される。形而上学的命題は無意味な命題であり、検証できない。ただし、経験科学が検証されるとはいえ、科学法則を完全に検証することはできない。 ●「検証」とは、命題の正しさを実験的証拠に基づいて論証する手続きである。しかしながら、仮説のテスト結果が仮説を立証しているように見えても、それは「後件肯定の誤謬」である。「検証」をいくら重ねても仮説を立証することはできない。そこでポパーは「反証主義」を採った。反証可能性が高い仮説ほど内容豊かな仮説である。このような「批判的方法」が可能になるには、「開かれた社会」でなければならない。このような社会で仮説は進化していく。 ●クワインは論理実証主義の2つのドグマを批判した。(1)「分析的真理(形式科学)/総合的真理(経験科学)」という二分法。これらは種類の差ではなく程度の差に過ぎない(全体論)。(2)有意味な命題は経験命題に還元できるとする「還元主義」。我々の知識は個々の命題として独立に存在するのではなく、体系を構成している。従って、検証や反証の対象になるのは命題ではなく、体系全体である。 ●知識体系は「周縁-中心構造」を備えており、たとえ反証事例が生じても、体系内で命題の真理地を再配分し直せば理論を守り通すことができる。このように補助仮説を変更することが可能であるため、「決定実験」は不可能なのである。
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