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愛のパンセ 新風舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新風舎 |
発売年月日 | 2005/11/05 |
JAN | 9784797499025 |
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愛のパンセ
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愛のパンセ
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
谷川俊太郎さん、恥ずかしながら、初めて読了。 26歳の頃の作品ということで、確かに若いんですが、30を超えてしばらく経った私にとって、今出会えて良かった本。 結婚について、愛・愛することについて、一人の女としてどう世の中と、世界と関わり生きていくべきなんだろう…というような諸々...
谷川俊太郎さん、恥ずかしながら、初めて読了。 26歳の頃の作品ということで、確かに若いんですが、30を超えてしばらく経った私にとって、今出会えて良かった本。 結婚について、愛・愛することについて、一人の女としてどう世の中と、世界と関わり生きていくべきなんだろう…というような諸々を、ふと思い、とりとめのない不安にかられ、それらについて自信が何一つもてない自分にがっかりしている中、ひとつの大きな広がりというか、解を与えてくれたような気がしています。
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憧れの人の思考を辿りたいと思うのは人の常であろう。 あのひとが学生時代にこの本を読んだと言った、 そしてすごく印象に残ったとも言った、 ではその時彼の人の内面でどんな感覚が渦巻いていたのか、 それを知りたいというある意味不純な動機からこの本を手にした。 谷川氏の26歳の時のエッ...
憧れの人の思考を辿りたいと思うのは人の常であろう。 あのひとが学生時代にこの本を読んだと言った、 そしてすごく印象に残ったとも言った、 ではその時彼の人の内面でどんな感覚が渦巻いていたのか、 それを知りたいというある意味不純な動機からこの本を手にした。 谷川氏の26歳の時のエッセー(だけではない)集だ。 最初の刊行は1957年、なんと今から60年近く前になる。 そういう背景も織り込んだ上で水茎を辿ると、 若々しくて、乱暴で、瑞々しくて、エッヂの効いた作者の感性に惚れ惚れする。 同時に、 苦味を知って、世間を知って、ひとの恐ろしさを知って、 世界はそう単純ではないことを見つめ始めた作者の深淵にどきりとする。 したためられていることは、 ある側面から見れば極めて陳腐かもしれない。 けれど、 陳腐だからこそ半面の真実を衝いているのであろうとも思う。 男とは、女とは。 そういうことを、相手が躊躇うほどの強さで語る時があっても良い。 愛とは、恋とは、音楽とは、宇宙とは、芸術とは、生きるとは。 そういうことを、形が掴めないままに言葉として表現してみることがあっても良い。 美しくて、生々しくて、グロテスクで、退屈なもの。 それでも目で追ってしまうもの。 そういうもの、が、ぎぅと詰まった1冊。
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26歳のときに書かれたらしく、若さゆえの強い主張を感じるものが多い。 保険のコマーシャルで流れてた文章がすごく好きで、エッセイ集を借りてみたんやけど… 「接吻を重ねれば重ねる程、男は軽くなる。女は逆に、接吻を重ねれば重ねる程重くなる。」とか、なんとなくやけど分かるなぁ。 ...
26歳のときに書かれたらしく、若さゆえの強い主張を感じるものが多い。 保険のコマーシャルで流れてた文章がすごく好きで、エッセイ集を借りてみたんやけど… 「接吻を重ねれば重ねる程、男は軽くなる。女は逆に、接吻を重ねれば重ねる程重くなる。」とか、なんとなくやけど分かるなぁ。 「女にとっては、結婚とはアドバルーンを飛ばしているようなものだ。昼間は適当に男を飛ばし、夜は洗濯物と一緒に彼をとりこむ。」の一節には笑ってしまった。 「むずかしいのは、その飛ばし方だ。」そうです。 そういうものなのかな(笑)
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