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アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察 朝日選書151
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アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察 朝日選書151

プリーモ・レーヴィ(著者), 竹山博英(訳者)

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アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察 朝日選書151

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2003/09/10
JAN 9784022592514

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アウシュヴィッツは終わらない

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商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2019/12/04

アウシュヴィッツは終わらない/プリーモ・レーヴィ 読 無駄に叙情的なところがなく大変読みやすかった。 著者自身が体験したものだけを記録して、戦後、メディア等で知ったことは一切交えなかったという。 これは著者と同じ化学者である小松真一が戦地で書いた「虜人日記」と同じだ。 私はアウ...

アウシュヴィッツは終わらない/プリーモ・レーヴィ 読 無駄に叙情的なところがなく大変読みやすかった。 著者自身が体験したものだけを記録して、戦後、メディア等で知ったことは一切交えなかったという。 これは著者と同じ化学者である小松真一が戦地で書いた「虜人日記」と同じだ。 私はアウシュビッツがポーランドにあることも、ヨーロッパ中いろんな国の人々が収容されていることも知らなかった。 被収容者同士でお互いの言葉がわからなかったり、看守からドイツ語で何か言われても意味がわからなかったりする。 収容所内はすさまじい物不足で常に盗まれないよう注意しなくてはならず、人種や能力によって経済格差ができてしまうなど興味が尽きない。 中でも最終章の「10日間の物語」が興味深い。ロシア軍がすぐそこまで迫ってる中、1945年1月11日に著者は猩紅熱にかかり伝染病室に収容される。 ドイツ人が姿を消しタガが外れた収容所で1月18日、体が動く2万人の収容者が逃避行に出発し病人800人が残ったという。 彼のイタリア人の親友や、同室のハンガリー人の少年二人(この少年達は破れた靴を履いていたため、著者が狂気の沙汰だと説得したが聞かなかった)なども 出発したがその殆どが死ぬ。 1月27日、同室の1名がロシア軍の到着直前に息絶え、著者と同室のフランス人で外に亡骸を運び出しているところにロシア軍が到着する。 そして帰郷後、同室の生き残った二人のフランス人と連絡を取り合ってるという話で本は終わる。 病気じゃなかったら著者も出発していただろうが、なぜ皆ロシア軍の到着を待たなかったのかが不思議だった。 しかし同室の生き残った10人の内5人までが、ロシア軍が立てた仮設病院で亡くなっている。 またこれは今読み始めてる次作の「休戦」の最初に書いてあったが、残った病人800人のうち500人までがロシア軍到着前に病気と飢えと寒さで死に、 そして200人が治療を受けたにもかかわらず到着直後に死んだという。 それほどまでに収容所内は切迫していたということか。 なぜ今まで読んでなかったのか不思議なくらいで、座右に置くべき書だった。(了)

Posted by ブクログ

2018/03/21

アウシュビッツには行ったことがあります。「最終的解決」されていった人々の義足や眼鏡の山は痛ましいものではありましたが、思ったほど心に迫らなかったことも告白します。著者のレーヴィが戦後アウシュビッツを訪れた時に「だがそれは博物館だった」と述べているのを読んで、得心がいったところもあ...

アウシュビッツには行ったことがあります。「最終的解決」されていった人々の義足や眼鏡の山は痛ましいものではありましたが、思ったほど心に迫らなかったことも告白します。著者のレーヴィが戦後アウシュビッツを訪れた時に「だがそれは博物館だった」と述べているのを読んで、得心がいったところもありますが、本書を読んで、それ以前にアウシュビッツの事実に関する知識があまりにもないことにも由来していたのだと思います。人間が尊厳を奪われる、と文字で書くことは容易いですが、実際にそれはどのように行われ、どのような結果を生むのかを、本書は読者に知らしめてくれます。家畜と同じように焼印を入れられ、番号で管理され、すべての所持品を奪われ、人間関係を奪われた状態では、それまで常識と信じていたものは何も役に立たないという事実を。

Posted by ブクログ

2017/04/01

私たちは寒さと渇きに苦しめられた。停車するたびに大声で、水をくれと叫んだり、せめて雪を一握りだけでも、と頼んだが、ほとんど聞き入れてもらえなかった。おまけに護送隊の兵士は列車に近寄ろうとする者を追っ払っていた。乳飲み子を抱えていた2人の若い母親は、昼も夜も水を求めて呻いていた。と...

私たちは寒さと渇きに苦しめられた。停車するたびに大声で、水をくれと叫んだり、せめて雪を一握りだけでも、と頼んだが、ほとんど聞き入れてもらえなかった。おまけに護送隊の兵士は列車に近寄ろうとする者を追っ払っていた。乳飲み子を抱えていた2人の若い母親は、昼も夜も水を求めて呻いていた。ところが飢えや疲れや寝不足は、さほど苦にならなかった。神経が高ぶっていたので、辛さが減っていたのだ。だがよるには絶え間なく、悪夢に責め立てられた。立派な態度で死を迎えられる人はわずかだ。それもしばしば予想もつかなかった人がそうだったりする。同じように沈黙を守り、他人の沈黙が尊重できる人もわずかだ。だから、私たちの寝苦しい眠りは、つまらないことで起きた騒々しい喧嘩や、罵り声にしばしば破られることになった。また互いに体が触れてしまうのが不愉快なので、突き放そうとやみくもに拳をふるったり、足で蹴ったりして、皿鉢になることもあった。

Posted by ブクログ

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