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二葉亭四迷の明治四十一年 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2003/07/09 |
JAN | 9784167519087 |
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二葉亭四迷の明治四十一年
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二葉亭四迷の明治四十一年
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
文学史では坪内逍遥よ…
文学史では坪内逍遥よりも二葉亭を評価するのが普通である。なぜか? この本は読みやすいのでお奨めします。
文庫OFF
二葉亭四迷を一つのキーマンにして、明治の時代精神を描いた作品。明治二十年代~四迷が没する明治四十年辺りにフォーカスを当て、四迷の生き様を追いつつ当時の社会を汲み取っていく感じ。 ここで描かれる四迷のエピソード自体は内田魯庵の「思い出す人々」と中村光夫の「二葉亭四迷伝」から抽出組み...
二葉亭四迷を一つのキーマンにして、明治の時代精神を描いた作品。明治二十年代~四迷が没する明治四十年辺りにフォーカスを当て、四迷の生き様を追いつつ当時の社会を汲み取っていく感じ。 ここで描かれる四迷のエピソード自体は内田魯庵の「思い出す人々」と中村光夫の「二葉亭四迷伝」から抽出組み合わせたような話なので、そちらを既読の人は「二葉亭四迷の伝記」として読もうとすると新規のネタはないのでご注意を。ただ、本書はあくまで四迷はキーマンであって、各時節毎の社会世相や給与相場、物価などと絡めたり、その当時近所に住んでた樋口一葉や夏目漱石、田山花袋や国木田独歩、川上眉山、石川啄木…といった他の文豪達が当時どんな状況だったか、というのを絡めて描いてくれているので、個々の文豪毎の伝記は頭に入ってるんだけど横串で繋がってなかったところが、「ああ、四迷があの頃、この文豪はここらへんか」という理解が捗る面白さがありました。 あと、坪内逍遥とのお手紙引用が多くて、四迷の逍遥への甘えっぷりが成る程な…と思いました。
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明治という新しい時代に若者は己はどう生きるべきかと激しく身を焦がす。国家の行方と己の運命を結びつけたいとする二葉亭は文学に没入することをなく、生涯ジタバタし続けたといえるだろうか。
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