魔女の笑窪

大沢在昌(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2006/01/14
• JAN: 9784163245904

商品レビュー

2009/12/09

スピード感

[やま]

都会で裏稼業のコンサルタントをする水原。彼女には、隠された過去があった……。非現実的な設定なのに、ぐいぐいと読ませるスピード感が見事。ハードボイルドで女性が主役って珍しいけど……、文句なく格好いいっす。

2018/11/30

地獄と呼ぶにふさわしい女を搾取する売春島から島抜けした女性の作品。
経歴が経歴なので多少話に色は纏わりつくけど過剰ではなくサラサラ読めました。

第1話を読んだときは、「鉄の味」がする原因の薬関係な話かと思ったけど、いい意味で裏切られた。
基本的に短編集ではあるけど、最後はvs「地獄島」という感じで、
「地獄島」問題は解決したけど次に続いていく感じ。

連載期間が98年から05年というのは長い。
あと、「売春島」は実在したらしい（現在は衰退してるとか）

2016/03/09

ハードボイルド、主人公は女性。最初、性描写が多くてどうかな…と思ったけど、なかなかのハードさで人は次々死ぬし、乱闘シーンはカッコいいし、やる時と、やらない時の線引きもかっこよかったです。根底にある地獄島の性質上、寝るだのするだのは付きまといますが、気にならなくなるくらいストーリーも面白かったです。シリーズ数作出ているので、ゆるゆる追いかけたいと思います。