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バベル-17 ハヤカワ文庫
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バベル-17 ハヤカワ文庫

サミュエル・R.ディレイニー(著者), 岡部宏之(訳者)

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バベル-17 ハヤカワ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1998/03/15
JAN 9784150102487

バベル-17

¥660

商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

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2026/01/13

まずこの著者を手に取ったきっかけは、言語という構造を使用した小説を読みたいと思ったからだ。 結論から言うと、思っていたような言語的小説ではなかった。映画メッセージの原作でも感じたが、人間は言語に支配されているという、好奇心刺激するテーマでも小説に内包しようとすると、このレベルが限...

まずこの著者を手に取ったきっかけは、言語という構造を使用した小説を読みたいと思ったからだ。 結論から言うと、思っていたような言語的小説ではなかった。映画メッセージの原作でも感じたが、人間は言語に支配されているという、好奇心刺激するテーマでも小説に内包しようとすると、このレベルが限界なのかなと読後に感じてしまった。 安部公房もこういった言語の可能性を小説にしようとしていたと聞いたことがあるが、断念してしまったのだろうか。それも無理もないなと今の自分は思う。 最後に、SFを普段読まないからわからないが、近未来の世界を描く時に、それが当たり前かのようにさまざまさな事象が出てくるわけだが、それがわからない笑。 これはSFあるあるなのだろうか。

Posted by ブクログ

2025/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 出た!言語SF。このテーマに挑む作家にはそれ相応のレベルが要求される。山田正紀を初めとして神林長平、イアン・ワトスン、R・A・ラファティ(筒井康隆も入るかな?)と、まあはっきり言ってすごい顔ぶれ。ただし、ディレイニーはこの面子と比較してもエース級だから、格の上では問題ないけどね。  霊子化とか、兵器廠の爆弾の話とか、戦略が精神病院だとか、趣味が悪いというかぶっ飛んでる。これならベイリーの方がまだ整然としているよなあ。でもこういう猥雑さって、ギブスンの作品を読んでるときに感じる雰囲気と似てるから、ディレーニイもサイバーパンクの父のひとりってことか。芸術と科学の関係についての考え方とかも、ギブスンに影響を与えた可能性大だし。そうかと思えば言語への言及(同じものを指す単語でも、言語によって伝達する情報量に差がある)や大円の問題みたいに難しい問題が同じように書かれていて、いかにもインテリ層がやられそう。なるほど底の知れん作家だ。  「この船はどこにドックするの?」「ホ短調の三和音に」これで会話が成り立つ状況というのがすごい(^^;)。プログラム言語を新しい言語として捉えるというのもやられたって感じ。  でも、予想してたよりもストレートな話だったな。ちゃんとスパイ疑惑とかバベル-17の正体なんかもわかったし。問題は、これもノヴァみたいに色々な神話なんかのメタファーになってるのかどうかってこと。「ドリームマスター」みたいに解説読まないとどこがおもしろいのかわからない、という小説ではなかったようだけど。ranbouとか調子外れとか、単に駄洒落を言ってるだけってことはないよな。まあ、こういう深読みをさせるところがディレイニーらしいけど。きっと再読したら忘れてることいっぱいあるんだろうな。  「ドリフトグラス」とかでもそうだけど、ディレイニーは語感センスが抜群。

Posted by ブクログ

2020/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は、1967年にネビュラ賞を受賞したサミュエル・R・ディレーニのSF(スペースオペラ)。 インベーダーからの攻撃を受ける際に傍受される謎の通信<バベル-17>。この通信が言語であると解釈した詩人・リドラ・ウォンは、<バベル-17>を解明するため、軍のバックアップを受けて宇宙船や(個性豊かな)船員を揃え、次の攻撃予想地点へ旅立つが、インベーダーによる見えざる攻撃に翻弄される――――。謎の通信<バベル-17>の正体とはいったい? で、結論はと言うと、<バベル-17>とは、兵器開発者であるヴェル・ドルコ男爵が開発したスパイ用人造人間(どちらかというとデザイナーズチャイルドか)TW-55型と、それらを制御するために人体改造された男爵の息子・ナイルズ(=ブッチャー)を、インベーダーが兵器として逆利用するために開発した妨害・撹乱通信であった・・・多分。。。(仕組みとしては、思考回路にパラドックスを引き起こさせる命令を送り、更には"私"という概念をなくすことで、パラドックスに陥った際の自省機能を抑え込んで機能不全に至らしめるというもの・・・多分。。。) スペースオペラと言われているように、物語の解釈を楽しむというより、テキストから情景を思い浮かべて楽しむ作品と感じた。特に、リドラと供にする船員らは半獣であったり、霊体であったりと個性豊かな面々が揃っており、彼らが宇宙船を駆って冒険する姿を思い浮かべている時間が一番楽しかったように思う。(なんとなくイメージしたのは「スペースコブラ」の世界。)

Posted by ブクログ

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