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猿の肖像
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猿の肖像
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冒頭でダイヤモンドの強盗犯を追っていた警官の死体が見つかる。 それから舞台が変わり医者が陶芸家の男を診察するとヒ素が盛られていることが発覚し、メイドか妻か仕事仲間が疑われる。 時が経ち陶芸家の男は殺害され仕事場からばらばらになった骨が見つかる。 真相・陶芸家の男は実は生きており、死体は仕事仲間のものだった。冒頭の強盗犯も陶芸家の男の仕業であり盗んだダイヤモンドは自身の作品である猿の肖像に詰めて美術館に預かってもらう。美術館にはとある客がそれを買いにくると伝えるが、その客とは陶芸家の男自身であった。ソーンダイクはその売買を張り込んで逮捕に導く。 犯人が医者に陶芸を教えていたことによって医者が死体を焼くという発想に結び付けさせ死体を発見するように誘導したのは頭がいい。 ただ骨からヒ素が検出されるのがおかしいというくだりはわからない。診断で多量摂取したといえないからヒ素が骨から検出されるわけがない、という認識で良い?
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ソーンダイク博士シリーズ。 ジェームズ・オールドフィールド医師が遭遇したダイヤモンド盗難事件と警官撲殺事件。犯人は不明なまま検死審問。急患として呼ばれた先で診察した陶工ピータ-・ガーネット。ガーネットに盛られていたヒ素。妻と友人であるフレデリック・ボールズに向けられる疑惑。妻の留守中に消えたガーネット。工房で発見された骨。ヒ素の含まれた骨。消えたボールズ。ガーネットの作った3つの猿の像。美術館に預けられた1体を受け取りに来るバンダビー氏。ソーンダイクとジャーヴィスの捜査。私立探偵スヌーパーの協力。捕えられた犯人。 2011年3月25日読了
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